沖縄-北部訓練場ヘリパッド工事の実態-2016年7月22日

 2016年7月22日の沖縄を沖縄タイムスと琉球新報は次のように表した。


(1)沖縄タイムス-高江緊迫、県道封鎖しヘリパッド着工へ 沖縄1600人が抗議-2016年7月22日 01:30


 安倍晋三政権は、7月22日にヘリパッド建設に入るという緊迫した状況の中で、これを阻止するために、緊急抗議集会が7月21日、建設予定地N1地区へ続く出入り口前で1600人の人々の参加で行われた。
 沖縄タイムスは、政府のやり方を次のように伝えた。


(1)「着工に向け、22日早朝に検問を始めて県道の通行を規制する。検問前から現場にいる市民らには、安全の確保などを理由に規制区域外への移動をうながし、従わない場合は排除も辞さない。人が入れないようにした上で、N1ゲート前に市民が停車している車両を撤去する。その後にゲートから資機材を搬入し、着工する。建設工事の再開は2014年7月以来、2年ぶりとなる。」
(2)「政府はN1、G、Hの3地区で、合計四つのヘリパッドを建設。当面はN1地区で、建設予定地につながる道路の舗装工事をする。来年3月までにすべて完成させる方針だ。着工に先立ち、沖縄防衛局はN1地区の裏手にある約0・4ヘクタールを「工事用道路」として使用できるよう、沖縄森林管理署に許可申請し、14日付で許可を得た。許可により防衛局が土地の管理権限を得ており、G、H地区の工事用道路として使う可能性がある。」
 一方、抗議集会参加者の様子を「抗議集会はヘリパッドいらない住民の会、高江現地行動連絡会などが主催。本島各地から自家用車や市民団体の大型バスで市民が続々と駆けつけた。住民の会を代表し伊佐真次村議は『10年近く毎日ここのテントに座り込んできた。こんなに多くの人が集まってくれてうれしい』とあいさつ。現地行動連絡会の間島孝彦さんは『残り四つのヘリパッドは絶対に造らせない。安倍政権の横暴と闘おう』と呼び掛けた。」、と伝えた。


(2)琉球新報-ヘリパッド建設工事に着手 沖縄防衛局が発表 機動隊員が市民の排除始める-2016年7月22日 07:16
(3)沖縄タイムス-【電子号外】国、高江ヘリパッド着工 抗議の中、強行-2016年7月22日 08:51


 機動隊員が市民の排除を始めた。琉球新報は、次のように伝えた。


(1)「東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事で、沖縄防衛局は22日午前6時ごろ、新たなヘリパッドの建設工事に着手したと発表した。」
(2)「予定されているれている工事現場周辺で資材を積んだ車両が到着するなど工事着手に向けた動きが始まった。新たなヘリパッドの建設が予定されている3地区のうち、H地区とG地区のそれぞれのゲートに続く道路を防衛局関係者が封鎖し、工事車両20台以上が次々と入っていった。また工事に反対する市民が数人しかいない通称N1裏ゲートには車両3台が到着し、ゲート前に鉄板や鉄パイプなどを積み下ろした。」
(3)「N1地区ゲート前に東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事で、沖縄防衛局は22日午前6時ごろ、新たなヘリパッドの建設工事に着手したと発表した。予定さ市民らが止めている車両の撤去作業も6時42分に始まった。市民らが同ゲートを中心に南北で座り込みと車両の駐車によって県道70号を封鎖していた。午前5時半ごろ、北側から機動隊員ら数十人が車両から降りてゲート前に進入している。座り込み現場では市民らと機動隊員がもみ合った。
 市民らは午前2時すぎから同ゲートを中心に南北2カ所でそれぞれ60人程度が県道70号に広がるように座り込みを始めた。N1地区ゲート付近では県道の左右の路側帯に市民らが約100台の車を駐車した。道路中央にも数十台の車が道路の中央線をまたぐようにハの字形に駐車し、完全に道路を封鎖していた。
 県警の機動隊車両は午前5時ごろ、N1地区ゲートを挟むように東村側と国頭村側に大量に待機を始めた。うち国頭村安波の安波ダム構内では午前3時すぎ、機動隊車両約30台以上と沖縄防衛局の車両20台程度が待機しているのが確認された。機動隊員20数人程度が複数の場所で図面を手に話し合いをしていた。」


(4)沖縄タイムス-<高江ヘリパッド>早期完成目指す 中谷防衛相-2016年7月22日 11:08


 沖縄タイムスは、政府の考え方について、「米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江周辺のヘリパッド建設が再開されたことを受け、中谷元・防衛相は22日、防衛省で記者団に早期完成を目指す考えを示した。『沖縄の基地負担に資する。防衛省としては移設工事を着実に進め、1日も早い返還に向けて全力に取り組んでいる』と述べた。」、と報じた。


(5)沖縄タイムス-安慶田副知事、防衛局長へ抗議 高江ヘリパッド着工で-2016年7月22日 12:04


 このことは、一自治体の対応としては、大変なことではないか。
 沖縄タイムスは、「沖縄防衛局が米軍北部訓練場へのヘリパッド建設工事を再開したことを受け、安慶田光男副知事は22日午前、県庁に中嶋浩一郎防衛局長を呼び、抗議した。安慶田氏は政府が警察力を使って住民を強制的に排除している事態は『県民に大きな衝撃と不安を与えている』と述べ、遺憾の意を表明。昨日の政府・沖縄県協議会で工事着手への説明がなかった点を挙げ、『政府には真摯(しんし)に協議に臨む姿勢が見られないといわざるを得ない』と批判した。その上で、県や地域住民に十分な説明がないまま工事に着手する政府の強硬姿勢は到底容認できないと抗議した。」、と報じた。


(6)琉球新報-機動隊ともみ合い3人救急搬送 防衛局、資機材を次々搬入-2016年7月22日 15:44


 琉球新報は、22日を次のように報じた。


東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事を22日着工した沖縄防衛局は同日、市民がN1地区ゲート前に止めていた車両やテントなどを午前11時すぎまでに撤去してゲートを開け、資機材を搬入した。市民は車両の撤去などに抵抗したが、数百人の機動隊に排除された。もみ合いの中でけがをしたり、体調を崩したり、救急車で搬送される人などが相次いだ。

①「N1地区ゲートでは22日午前5時すぎに機動隊がゲート前で市民の排除を始めた。市民をゲート前から閉め出した後、市民がゲート前に置いた車両や県道70号の中央付近にハの字形に並べた計150台以上の車両を次々に道路脇に移動させた。
 ゲートのすぐ前に止めていた街宣車の上では、車両の上で抗議行動をしていた市民らを機動隊員が排除する際、怒号が飛び交ったり、車両から落ちそうになったりする人がいるなど、混乱した。機動隊員とのもみ合いの際、けがなどをし、少なくとも3人が救急搬送された。」
②「ゲート前の車両が撤去された同日正午すぎ、3台のバスで民間警備員50人以上を含む沖縄防衛局職員らがゲート前に到着。警備員がゲート前にずらりと並び、防衛局職員が周辺の草木などを刈る作業を始めた。その後、重機やプレハブ、簡易トイレ、鉄パイプ、コンクリートブロックなどを積んだ作業車15台を含む36台が現場に到着。午後2時すぎに続々とゲート内に入っている。
 様子を見守った住民や支援者らは『数の力で押し切ろうという暴力だ』と政府の強硬な姿勢を批判。『これは始まりであって終わりではない。決して諦めない』など抗議行動の継続を誓っていた。」


 以下、沖縄タイムス、琉球新報の引用。








沖縄タイムス-高江緊迫、県道封鎖しヘリパッド着工へ 沖縄1600人が抗議-2016年7月22日 01:30


 政府は22日朝、沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場(国頭村、東村)で、ヘリパッド建設に着手する。建設に反対する市民らの抗議行動を防ぐため、現場を通る県道70号の南北2カ所で検問を実施し、往来を封鎖する。緊急抗議集会が着工が迫った21日、建設予定地N1地区へ続く出入り口前であった。市民らは「工事強行はさせない。勝つまで頑張ろう」と気勢を上げた。主催者発表で1600人が結集。2007年から続くヘリパッド反対の座り込みや集会で、同規模の結集は初めて。

 着工に向け、22日早朝に検問を始めて県道の通行を規制する。検問前から現場にいる市民らには、安全の確保などを理由に規制区域外への移動をうながし、従わない場合は排除も辞さない。人が入れないようにした上で、N1ゲート前に市民が停車している車両を撤去する。その後にゲートから資機材を搬入し、着工する。建設工事の再開は2014年7月以来、2年ぶりとなる。

 政府はN1、G、Hの3地区で、合計四つのヘリパッドを建設。当面はN1地区で、建設予定地につながる道路の舗装工事をする。来年3月までにすべて完成させる方針だ。

 着工に先立ち、沖縄防衛局はN1地区の裏手にある約0・4ヘクタールを「工事用道路」として使用できるよう、沖縄森林管理署に許可申請し、14日付で許可を得た。

 許可により防衛局が土地の管理権限を得ており、G、H地区の工事用道路として使う可能性がある。

 抗議集会はヘリパッドいらない住民の会、高江現地行動連絡会などが主催。本島各地から自家用車や市民団体の大型バスで市民が続々と駆けつけた。住民の会を代表し伊佐真次村議は「10年近く毎日ここのテントに座り込んできた。こんなに多くの人が集まってくれてうれしい」とあいさつ。現地行動連絡会の間島孝彦さんは「残り四つのヘリパッドは絶対に造らせない。安倍政権の横暴と闘おう」と呼び掛けた。

 日米両政府は1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、北部訓練場7543ヘクタールのうち、半分以上の3987ヘクタールの返還で合意。返還される部分にあるヘリパッド七つを残る部分に移設(06年に六つへ変更)する条件がついたため、住民らが反発し、完成は2カ所にとどまっている。


琉球新報-ヘリパッド建設工事に着手 沖縄防衛局が発表 機動隊員が市民の排除始める-2016年7月22日 07:16


 【東・国頭】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事で、沖縄防衛局は22日午前6時ごろ、新たなヘリパッドの建設工事に着手したと発表した。予定されているれている工事現場周辺で資材を積んだ車両が到着するなど工事着手に向けた動きが始まった。新たなヘリパッドの建設が予定されている3地区のうち、H地区とG地区のそれぞれのゲートに続く道路を防衛局関係者が封鎖し、工事車両20台以上が次々と入っていった。また工事に反対する市民が数人しかいない通称N1裏ゲートには車両3台が到着し、ゲート前に鉄板や鉄パイプなどを積み下ろした。
 N1地区ゲート前に東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事で、沖縄防衛局は22日午前6時ごろ、新たなヘリパッドの建設工事に着手したと発表した。予定さ市民らが止めている車両の撤去作業も6時42分に始まった。市民らが同ゲートを中心に南北で座り込みと車両の駐車によって県道70号を封鎖していた。午前5時半ごろ、北側から機動隊員ら数十人が車両から降りてゲート前に進入している。座り込み現場では市民らと機動隊員がもみ合った。
 市民らは午前2時すぎから同ゲートを中心に南北2カ所でそれぞれ60人程度が県道70号に広がるように座り込みを始めた。N1地区ゲート付近では県道の左右の路側帯に市民らが約100台の車を駐車した。道路中央にも数十台の車が道路の中央線をまたぐようにハの字形に駐車し、完全に道路を封鎖していた。
 県警の機動隊車両は午前5時ごろ、N1地区ゲートを挟むように東村側と国頭村側に大量に待機を始めた。うち国頭村安波の安波ダム構内では午前3時すぎ、機動隊車両約30台以上と沖縄防衛局の車両20台程度が待機しているのが確認された。機動隊員20数人程度が複数の場所で図面を手に話し合いをしていた。【琉球新報電子版】


沖縄タイムス-【電子号外】国、高江ヘリパッド着工 抗議の中、強行-2016年7月22日 08:51


 米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江周辺のヘリパッド建設問題で、沖縄防衛局は22日早朝、工事再開に着手した。防衛局が「6時ごろ、ヘリコプター着陸帯の移設工事を再開した」と発表した。

 県警や全国から派遣された機動隊が数百人体制で県道70号を封鎖した。市民ら200人余りはN1地区の出入り口付近の県道に車約170台を止め、工事車両の進入を防ごうと対抗している。

 午前5時25分、機動隊100人以上が、市民らが設置したテントを撤去するため、座り込む市民らの間を割って突入した。現場は怒号が飛び交い混乱が続いている。県警はレッカー車で市民の車両を移動させている。

 防衛局は今月11日から北部訓練場メインゲートから資材搬入を進めていた。政府は来年3月までに残り四つのヘリパッドを完成させる考え。


沖縄タイムス-<高江ヘリパッド>早期完成目指す 中谷防衛相-2016年7月22日 11:08


 【東京】米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江周辺のヘリパッド建設が再開されたことを受け、中谷元・防衛相は22日、防衛省で記者団に早期完成を目指す考えを示した。「沖縄の基地負担に資する。防衛省としては移設工事を着実に進め、1日も早い返還に向けて全力に取り組んでいる」と述べた。

 21日に首相官邸で開かれた政府・沖縄県協議会ではヘリパッド建設については議題にならなかった。中谷防衛相は「知事が(以前に)交通整理が必要という話をされたということは認識している。(違法に放置された車両など)道路の除去などについて、特に中止してくれとかという話は聞いてない。法律に従って行っている」と語った。


沖縄タイムス-安慶田副知事、防衛局長へ抗議 高江ヘリパッド着工で-2016年7月22日 12:04


 沖縄防衛局が米軍北部訓練場へのヘリパッド建設工事を再開したことを受け、安慶田光男副知事は22日午前、県庁に中嶋浩一郎防衛局長を呼び、抗議した。

 安慶田氏は政府が警察力を使って住民を強制的に排除している事態は「県民に大きな衝撃と不安を与えている」と述べ、遺憾の意を表明。昨日の政府・沖縄県協議会で工事着手への説明がなかった点を挙げ、「政府には真摯(しんし)に協議に臨む姿勢が見られないといわざるを得ない」と批判した。

 その上で、県や地域住民に十分な説明がないまま工事に着手する政府の強硬姿勢は到底容認できないと抗議した。

 中嶋氏は会合後、記者団に今後の対応などを問われたが「抗議を受け止めた」とだけ述べ、コメントは避けた。

 また、安慶田氏は県道を管理する県として現状を把握するために22日朝、土木課の職員を現場へ派遣したが警察に立ち入りを拒否されたことを明らかにした。安慶田氏は今後の対応に関し「翁長雄志知事が東京から戻り次第検討したい」と述べた。


琉球新報-機動隊ともみ合い3人救急搬送 防衛局、資機材を次々搬入-2016年7月22日 15:44


 【東・国頭】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事を22日着工した沖縄防衛局は同日、市民がN1地区ゲート前に止めていた車両やテントなどを午前11時すぎまでに撤去してゲートを開け、資機材を搬入した。市民は車両の撤去などに抵抗したが、数百人の機動隊に排除された。もみ合いの中でけがをしたり、体調を崩したり、救急車で搬送される人などが相次いだ。

 N1地区ゲートでは22日午前5時すぎに機動隊がゲート前で市民の排除を始めた。市民をゲート前から閉め出した後、市民がゲート前に置いた車両や県道70号の中央付近にハの字形に並べた計150台以上の車両を次々に道路脇に移動させた。
 ゲートのすぐ前に止めていた街宣車の上では、車両の上で抗議行動をしていた市民らを機動隊員が排除する際、怒号が飛び交ったり、車両から落ちそうになったりする人がいるなど、混乱した。機動隊員とのもみ合いの際、けがなどをし、少なくとも3人が救急搬送された。
 ゲート前の車両が撤去された同日正午すぎ、3台のバスで民間警備員50人以上を含む沖縄防衛局職員らがゲート前に到着。警備員がゲート前にずらりと並び、防衛局職員が周辺の草木などを刈る作業を始めた。その後、重機やプレハブ、簡易トイレ、鉄パイプ、コンクリートブロックなどを積んだ作業車15台を含む36台が現場に到着。午後2時すぎに続々とゲート内に入っている。
 様子を見守った住民や支援者らは「数の力で押し切ろうという暴力だ」と政府の強硬な姿勢を批判。「これは始まりであって終わりではない。決して諦めない」など抗議行動の継続を誓っていた。
【琉球新報電子版】


by asyagi-df-2014 | 2016-07-22 17:49 | 沖縄から | Comments(0)

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