米軍再編-法的に問題ではないのか。英国兵が沖縄の米軍基地で訓練。またも、なし崩しか。

 英国兵が沖縄の米軍基地で訓練していることについて、沖縄タイムスは2016年7月18日、「英国海兵隊の将校が、キャンプ・シュワブやハンセンで米海兵隊の訓練に参加していることが、本紙による英政府への情報公開請求で分かった。英国防省海軍司令部は、訓練が双方の合意に基づき2015年1月に始まったと説明。これまでに中尉2人が『ジャングル戦闘訓練と射撃訓練』に参加したと明らかにした。」、と報じた。
 また、「米軍が日本国内の基地で第三国の軍人を訓練していた事実を、政府機関が公式に認めたのは初めて。こうした訓練は日米安保条約で想定されておらず、日本政府も禁じられているとの見解を過去に示している(1971年12月1日、参院本会議)。」、と伝えた。
 このことの詳細について、次のように報じている。


(1)「朝鮮戦争で編成された『国連軍』が使用できる米軍基地は日本国内に7カ所あり、沖縄県内では嘉手納基地、普天間飛行場、ホワイト・ビーチの3カ所。法的には英国軍も使用できる。」
(2)「一方、シュワブやハンセンは国連軍施設ではない。今回の訓練自体も国連とは無関係に実施されており、法的な問題がある。」
(3)「英国海兵隊は『精鋭部隊』とされ、米海兵隊と行動を共にすることが多い。イラクやアフガニスタンの戦闘にも参加している。」
(4)「米軍準機関紙『星条旗』が昨年8月、県内での訓練について報道した。『将来の共同作戦に向けて統合運用性を高める』ため、英国海兵隊の将校を1年半にわたって米海兵隊に従軍させる新たな取り組みの一環だという。記事は今後、従軍は拡大する予定だと指摘した。しかし、英国防省は本紙の情報公開請求に16年と17年の従軍予定はないと回答し、見解が食い違っている。」


 沖縄タイムスは2016年7月19日、「在沖米基地での英国兵訓練参加 沖縄県幹部『大問題だ』」、と継続して、次のような沖縄県側等のの見解を掲載した。


(1)「沖縄県幹部は18日、『事実ならとんでもない話だ』と述べ、日米両政府へ事実確認をする必要性を指摘した。」
(2)「県幹部は、現在の日米安全保障条約下ではこうした訓練は行えないと規定されているとし、『誰もが自由に使えるとなれば、何でもありになってしまう。日本政府は知っていて黙認したのか、知らなかったのか、どちらにしても大問題だ』と語気を強めた。」(3)「一方、防衛省関係者は一般論として『米軍が個別の訓練ごとに外交ルートで日本から同意を得ればいいのではないか。東日本大震災時に豪州軍の輸送機が投入されたのと同じだ。他国軍が訓練することは憲法で禁じられていない』とした。また別の関係者は、自衛隊も他国軍の共同訓練を視察することがあることを挙げて『2人は米軍の訓練を視察したのではないのか』と疑問を呈した。」



まさに、最近の安倍晋三政権の強権的かつなし崩し的手法そのものでである。


 以下、沖縄タイムスの引用。








沖縄タイムス-イギリス兵が沖縄の米軍基地で訓練 法的に問題-2016年7月18日 15:36



 【ジョン・ミッチェル特約通信員】英国海兵隊の将校が、キャンプ・シュワブやハンセンで米海兵隊の訓練に参加していることが、本紙による英政府への情報公開請求で分かった。英国防省海軍司令部は、訓練が双方の合意に基づき2015年1月に始まったと説明。これまでに中尉2人が「ジャングル戦闘訓練と射撃訓練」に参加したと明らかにした。

 米軍が日本国内の基地で第三国の軍人を訓練していた事実を、政府機関が公式に認めたのは初めて。こうした訓練は日米安保条約で想定されておらず、日本政府も禁じられているとの見解を過去に示している(1971年12月1日、参院本会議)。

 朝鮮戦争で編成された「国連軍」が使用できる米軍基地は日本国内に7カ所あり、沖縄県内では嘉手納基地、普天間飛行場、ホワイト・ビーチの3カ所。法的には英国軍も使用できる。

 一方、シュワブやハンセンは国連軍施設ではない。今回の訓練自体も国連とは無関係に実施されており、法的な問題がある。

 英国海兵隊は「精鋭部隊」とされ、米海兵隊と行動を共にすることが多い。イラクやアフガニスタンの戦闘にも参加している。

 米軍準機関紙「星条旗」が昨年8月、県内での訓練について報道した。「将来の共同作戦に向けて統合運用性を高める」ため、英国海兵隊の将校を1年半にわたって米海兵隊に従軍させる新たな取り組みの一環だという。

 記事は今後、従軍は拡大する予定だと指摘した。しかし、英国防省は本紙の情報公開請求に16年と17年の従軍予定はないと回答し、見解が食い違っている。




沖縄タイムス-在沖米基地での英国兵訓練参加 沖縄県幹部「大問題だ」-2016年7月19日 05:29



 英国軍兵士がキャンプ・シュワブやハンセンで米海兵隊の訓練に参加していることが分かった問題で、沖縄県幹部は18日、「事実ならとんでもない話だ」と述べ、日米両政府へ事実確認をする必要性を指摘した。

 県幹部は、現在の日米安全保障条約下ではこうした訓練は行えないと規定されているとし、「誰もが自由に使えるとなれば、何でもありになってしまう。日本政府は知っていて黙認したのか、知らなかったのか、どちらにしても大問題だ」と語気を強めた。

 一方、防衛省関係者は一般論として「米軍が個別の訓練ごとに外交ルートで日本から同意を得ればいいのではないか。東日本大震災時に豪州軍の輸送機が投入されたのと同じだ。他国軍が訓練することは憲法で禁じられていない」とした。

 また別の関係者は、自衛隊も他国軍の共同訓練を視察することがあることを挙げて「2人は米軍の訓練を視察したのではないのか」と疑問を呈した。


by asyagi-df-2014 | 2016-07-22 06:25 | 米軍再編 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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