広瀬隆さんは、「日本に、原発適地ない」、と。「私は後援会に来たのでない。伊方原発を止めるための学習会に来た 」、と。

 2016年7月16日、大分市のホルトホールで、「中央構造線が動き出した!その時、伊方原発は耐えられるか?」と題して広瀬隆さんの講演会が開催された。
 広瀬さんは、「私は講演会に来たのでない。伊方原発を止めるための学習会に来た。」、とその話を始めた。
 会場に参加した250人は、「熊本県益城町では、上下動の最大加速度(揺れの強さ)が地表面で1399ガルだった」との説明にその意味を噛み締めることになった。
 大分合同新聞は、2016年7月17日の記事で、このことを伝えた。


(1)「原発の危険性を訴え続けている作家の広瀬隆さん(東京)が16日、大分市内で『中央構造線が動き出した!その時、伊方原発は耐えられるか?』と題して講演した。熊本・大分地震は「世界最大の活断層・中央構造線が動いた」と指摘、今月下旬の再稼働が見込まれている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)そばの中央構造線で直下型地震が起きれば大事故が起きると訴えた。」
(2)「広瀬さんは日本列島の成り立ちや、活断層の存在が知られていない場所でも大地震が起きてきたことを紹介し、『日本は全ての土地が活断層の上に存在する。日本に原発を建てる適地はない』と説明。中でも中央構造線は日本を縦断する巨大断層で、南海トラフと連動して大地震を起こす危険性があるとした。」
(3)「伊方原発そばの海域を走る中央構造線は『太平洋側からの力を受けて傾斜している。原発の真下に向かって活断層が延びており、直下型地震が起こる』とし、『震源からの距離が近いので、(原子炉を)止める時間がないのが一番怖い』と語った。」
(4)「熊本・大分地震で震度7を観測した熊本県益城町では、上下動の最大加速度(揺れの強さ)が地表面で1399ガルだったとも説明。伊方原発の耐震設計の目安となる基準地震動は最大650ガルだが、これは水平動で、上下動は377ガルの想定にとどまる。「岩盤上に立つ原発でも耐えられるはずがない」と強調した。
 講演会は今月発足した住民組織「伊方原発をとめる大分裁判の会」が開いた。同会は既に有志4人が伊方3号機の運転差し止めを求める仮処分を大分地裁に申請した。今夏に大分県在住者100人以上で訴訟も起こす方針で、原告や応援団のメンバーを募っている。
 参加した約250人を前に、広瀬さんは「日本は次の原発の大事故を待っている状態だ。今が生き残る最後のチャンス。(裁判を)県民を挙げた運動にしてほしい」と期待を寄せた。


 この講演会で、私たちは、①「岩盤上に立つ原発でも地震に耐えられるはずがない」、②「伊方原発の耐震設計の目安となる基準地震動は最大650ガルでしかないが、熊本県益城町では上下動の最大加速度(揺れの強さ)が地表面で1399ガルだった」、③「もともとこの耐震設計の基準が水平動で上下動が考慮されていない」、④「震源からの距離が近いので、(原子炉を)止める時間がないことによる破滅的事故結果を受けてしまう」、⑤「今が生き残る最後のチャンスである」、ということを受け取ることができた。


 だとしたら、自分のできる行動を、ともに踏みだそう。


 以下、大分合同新聞の引用。







大分合同新聞-「日本に原発適地ない」 中央構造線の危険強調 伊方原発-2016年7月17日



 原発の危険性を訴え続けている作家の広瀬隆さん(東京)が16日、大分市内で「中央構造線が動き出した!その時、伊方原発は耐えられるか?」と題して講演した。熊本・大分地震は「世界最大の活断層・中央構造線が動いた」と指摘、今月下旬の再稼働が見込まれている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)そばの中央構造線で直下型地震が起きれば大事故が起きると訴えた。
 広瀬さんは日本列島の成り立ちや、活断層の存在が知られていない場所でも大地震が起きてきたことを紹介し、「日本は全ての土地が活断層の上に存在する。日本に原発を建てる適地はない」と説明。中でも中央構造線は日本を縦断する巨大断層で、南海トラフと連動して大地震を起こす危険性があるとした。
 伊方原発そばの海域を走る中央構造線は「太平洋側からの力を受けて傾斜している。原発の真下に向かって活断層が延びており、直下型地震が起こる」とし、「震源からの距離が近いので、(原子炉を)止める時間がないのが一番怖い」と語った。
 熊本・大分地震で震度7を観測した熊本県益城町では、上下動の最大加速度(揺れの強さ)が地表面で1399ガルだったとも説明。伊方原発の耐震設計の目安となる基準地震動は最大650ガルだが、これは水平動で、上下動は377ガルの想定にとどまる。「岩盤上に立つ原発でも耐えられるはずがない」と強調した。
 講演会は今月発足した住民組織「伊方原発をとめる大分裁判の会」が開いた。同会は既に有志4人が伊方3号機の運転差し止めを求める仮処分を大分地裁に申請した。今夏に大分県在住者100人以上で訴訟も起こす方針で、原告や応援団のメンバーを募っている。
 参加した約250人を前に、広瀬さんは「日本は次の原発の大事故を待っている状態だ。今が生き残る最後のチャンス。(裁判を)県民を挙げた運動にしてほしい」と期待を寄せた。


 ひろせ・たかし 1943年、東京生まれ。長年にわたって原発問題を訴え続け、著書に「危険な話」「東京に原発を!」「原子炉時限爆弾」などがある。


by asyagi-df-2014 | 2016-07-17 17:08 | 連帯を通して-市民運動の場で | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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