沖縄-沖縄は、戦後71年の恒久平和誓う「慰霊の日」を迎えた。

 沖縄は、「慰霊の日」を迎えた。
このことを、沖縄タイムスは2016年6月23日、「戦後71年の『慰霊の日』を迎えた23日、沖縄県内各地で20万人を超える沖縄戦犠牲者の死を悼み、恒久平和を願う催しが営まれた。糸満市摩文仁の県平和祈念公園内に建つ『平和の礎』や、同市米須に戦後沖縄で初めて建てられた慰霊塔『魂魄(こんぱく)の塔』などでは、朝早くから多くの遺族や関係者が線香や花を手向け、鎮魂の祈りをささげた。」、と報じた。

 今は、この追悼集会での金武町立金武小学校6年生の仲間里咲(りさ)さんの「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」の詩を、聞こう。
 そして、「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」に返歌するために、自分自身の言葉を紡いでいこうではないか。


平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)
                   金武町立金武小学校6年 仲間里咲(りさ)


「ミーンミーン」
今年も蝉(せみ)の鳴く季節が来た
夏の蝉の鳴き声は
戦没者たちの魂のように
悲しみを訴えているということを
耳にしたような気がする
戦争で帰らぬ人となった人の魂が
蝉にやどりついているのだろうか
「ミーンミーン」
今年も鳴き続けることだろう
「おじぃどうしたの?」
左うでをおさえる祖父に問う
祖父の視線を追う私
テレビでは、戦争の映像が流れている
しばらくの沈黙のあと
祖父が重たい口を開いた
「おじぃは海軍にいたんだよ」
おどろく私をよそに
「空からの弾が左うでに当たってしまったんだよ」
ひとりごとのようにつぶやく祖父の姿を
今でも覚えている
戦争のことを思い出すと痛むらしい
ズキンズキンと・・・
祖父の心の中では
戦争がまだ続いているのか
今は亡き祖父
この蝉の鳴き声を
空のかなたで聞いているのか
死者の魂のように思っているのだろうか
しかし私は思う
戦没者の悲しみを鳴き叫ぶ蝉の声ではないと
平和(ふぃーわ)を願い鳴き続けている蝉の声だと
大きな空に向かって飛び
平和(ふぃーわ)の素晴らしさ尊さを
私達に知らせているのだと
人は空に手をのばし
希望を込めて平和(ふぃーわ)の願いを蝉とともに叫ぼう
「ミーンミーン」
「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」


 以下、沖縄タイムス、朝日新聞の引用。







沖縄タイムス-沖縄戦から71年 恒久平和誓う「慰霊の日」-2016年6月23日 12:00


 戦後71年の「慰霊の日」を迎えた23日、沖縄県内各地で20万人を超える沖縄戦犠牲者の死を悼み、恒久平和を願う催しが営まれた。糸満市摩文仁の県平和祈念公園内に建つ「平和の礎」や、同市米須に戦後沖縄で初めて建てられた慰霊塔「魂魄(こんぱく)の塔」などでは、朝早くから多くの遺族や関係者が線香や花を手向け、鎮魂の祈りをささげた。

 県平和祈念公園では午前11時50分から、沖縄全戦没者追悼式(主催・県、県議会)が執り行われた。安倍晋三首相や衆参両院議長のほか外務、防衛、厚生労働、沖縄担当の4閣僚、キャロライン・ケネディ駐日米国大使らが参列。正午の時報に合わせ、参列者が黙とうした。

 沖縄戦では一般県民約9万4千人と日米軍人・軍属など合わせて20万人余が亡くなった。太平洋戦争などの犠牲者を追悼する平和の礎には、今年追加された84人を含め、計24万1414人の名が刻銘されている。

 不戦を誓い、戦後を歩んできた日本だが、安全保障や憲法をめぐる社会情勢の変化に、「戦前回帰」の空気を感じ取る戦争体験者も少なくない。

 沖縄には71年がたっても、全国の米軍専用施設の74・4%が集中している。基地の過重負担に抗議し、平穏な生活を求める県民の思いを踏みにじるように、4月には元米海兵隊員による暴行殺人事件が発生。米軍を優遇する日米地位協定の改定や海兵隊の撤退、名護市辺野古への新基地建設に反対する声が高まっている。


朝日新聞-特集:沖縄はいま 「平和の世界が大切」小6が詩を朗読 沖縄慰霊の日-2016年6月23日


平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)
                   金武町立金武小学校6年 仲間里咲(りさ)


「ミーンミーン」
今年も蝉(せみ)の鳴く季節が来た
夏の蝉の鳴き声は
戦没者たちの魂のように
悲しみを訴えているということを
耳にしたような気がする
戦争で帰らぬ人となった人の魂が
蝉にやどりついているのだろうか
「ミーンミーン」
今年も鳴き続けることだろう
「おじぃどうしたの?」
左うでをおさえる祖父に問う
祖父の視線を追う私
テレビでは、戦争の映像が流れている
しばらくの沈黙のあと
祖父が重たい口を開いた
「おじぃは海軍にいたんだよ」
おどろく私をよそに
「空からの弾が左うでに当たってしまったんだよ」
ひとりごとのようにつぶやく祖父の姿を
今でも覚えている
戦争のことを思い出すと痛むらしい
ズキンズキンと・・・
祖父の心の中では
戦争がまだ続いているのか
今は亡き祖父
この蝉の鳴き声を
空のかなたで聞いているのか
死者の魂のように思っているのだろうか
しかし私は思う
戦没者の悲しみを鳴き叫ぶ蝉の声ではないと
平和(ふぃーわ)を願い鳴き続けている蝉の声だと
大きな空に向かって飛び
平和(ふぃーわ)の素晴らしさ尊さを
私達に知らせているのだと
人は空に手をのばし
希望を込めて平和(ふぃーわ)の願いを蝉とともに叫ぼう
「ミーンミーン」
「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」


by asyagi-df-2014 | 2016-06-24 06:04 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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