沖縄-オスプレイに関わる報告

 琉球新報は2016年1月12日と13日に、オスプレイについて報じた。
オスプレイの事故報告について、「米海兵隊がアフガニスタンに配備している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの2010~12米会計年度までのクラスA~Dの事故が90.4時間に1件発生していることが分かった。同国に配備された海兵隊の全航空機による事故の発生は3746.8時間に1件の割合にとどまっており、オスプレイの事故割合は約40倍と突出している。」、と報じた。
この事故報告書の内容について、次のように伝えた。


 10万飛行時間当たりで換算すれば事故発生率は全航空機の26.69件に対し、オスプレイは1105.56件となる。オスプレイの安全性に対する懸念が払拭(ふっしょく)されていない中、他の米軍機と比べて事故が多発している実態が明らかになった。海軍安全センターが10日までに同国での海兵隊航空機に関する事故報告書を公開した。
 報告書によると、アフガニスタンでのオスプレイの飛行時間は計723.6時間。同じ輸送機のCH53Eが1万9480.7時間、CH53Dが5630.5時間となっているのに対し、海兵隊の主力輸送機であるオスプレイの飛行時間が極端に少ないことも明らかになった。
 アフガンで発生したオスプレイのクラスA~Dの事故は全部で8件。被害規模が最も重大な「クラスA」(200万ドル以上の損害や死者)が1件、ドライブシステムの損傷などクラスC(5万ドル以上、50万ドル未満の損害や致命的でないけが人が発生)が7件だった。事故の種類は兵員による損害が4件、整備によるものが2件、出力低下が1件、「ハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)」が1件だった。
 オスプレイ以外では沖縄国際大学に墜落したヘリコプターと同型機のCH53D大型輸送ヘリが938.4時間に1件、米軍普天間飛行場にも配備されているCH53Eが2435.0時間に1件、F18戦闘機が3837.5時間に1件の割合で事故が発生している。また10万飛行時間当たりの事故の発生率はCH53Dが106.56件、CH53Eが41.07件、F18が26.06件となっている。


 また、米国防研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏の「平時の運用では素晴らしい航空機だが、戦闘下では実用性が厳しく制限されてしまう」との指摘を報じた。

 一方、沖縄県名護市におけるアスプレイの飛行実態について、「米軍普天間飛行場所属の米海兵隊垂直離着陸輸送機オスプレイが、移設先の名護市辺野古周辺を含めて市全域を飛行経路としている実態のあることが12日の衆院予算委員会で取り上げられた。辺野古の国立沖縄工業高等専門学校周辺のヘリ着陸帯(ヘリパッド)を離着陸する形も含めて、飛行は東海岸から西海岸にまで及んでいる。」、と報じた。
 あわせて、赤嶺政賢氏(共産)の質問とそれに対する政府答弁について、「赤嶺氏は、名護市が作成したオスプレイの飛行経路図を使用し、ヘリパッドの使用などで旋回飛行していることを指摘。『普天間のオスプレイが辺野古に移ったときに訓練などはどうなるのか』と政府見解をただした。赤嶺氏はキャンプ・シュワブ内の廃弾処理施設で、昨年2月10日午前3~5時までの間、周辺地域で100デシベルを超える騒音があったことについても政府側の認識をただした。中谷防衛相は『騒音、振動が生活に影響を与えていることは認識しているが、影響軽減措置をしている。今後とも地元の影響を軽減するために密接に対策に取り組む』などと述べた。」、と伝えた。


 以下、琉球新報の引用。







琉球新報-オスプレイ、事故率突出 アフガン配備機、90時間に1件発生-2016年1月12日 05:05


 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米海兵隊がアフガニスタンに配備している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの2010~12米会計年度までのクラスA~Dの事故が90.4時間に1件発生していることが分かった。同国に配備された海兵隊の全航空機による事故の発生は3746.8時間に1件の割合にとどまっており、オスプレイの事故割合は約40倍と突出している。

 10万飛行時間当たりで換算すれば事故発生率は全航空機の26.69件に対し、オスプレイは1105.56件となる。オスプレイの安全性に対する懸念が払拭(ふっしょく)されていない中、他の米軍機と比べて事故が多発している実態が明らかになった。海軍安全センターが10日までに同国での海兵隊航空機に関する事故報告書を公開した。
 報告書によると、アフガニスタンでのオスプレイの飛行時間は計723.6時間。同じ輸送機のCH53Eが1万9480.7時間、CH53Dが5630.5時間となっているのに対し、海兵隊の主力輸送機であるオスプレイの飛行時間が極端に少ないことも明らかになった。
 アフガンで発生したオスプレイのクラスA~Dの事故は全部で8件。被害規模が最も重大な「クラスA」(200万ドル以上の損害や死者)が1件、ドライブシステムの損傷などクラスC(5万ドル以上、50万ドル未満の損害や致命的でないけが人が発生)が7件だった。事故の種類は兵員による損害が4件、整備によるものが2件、出力低下が1件、「ハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)」が1件だった。
 オスプレイ以外では沖縄国際大学に墜落したヘリコプターと同型機のCH53D大型輸送ヘリが938.4時間に1件、米軍普天間飛行場にも配備されているCH53Eが2435.0時間に1件、F18戦闘機が3837.5時間に1件の割合で事故が発生している。また10万飛行時間当たりの事故の発生率はCH53Dが106.56件、CH53Eが41.07件、F18が26.06件となっている。米国防研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏は琉球新報に対し、「平時の運用では素晴らしい航空機だが、戦闘下では実用性が厳しく制限されてしまう」と指摘した。


琉球新報-オスプレイ名護全域飛行 市が経路実態まとめる-2016年1月13日 05:03


 【東京】米軍普天間飛行場所属の米海兵隊垂直離着陸輸送機オスプレイが、移設先の名護市辺野古周辺を含めて市全域を飛行経路としている実態のあることが12日の衆院予算委員会で取り上げられた。辺野古の国立沖縄工業高等専門学校周辺のヘリ着陸帯(ヘリパッド)を離着陸する形も含めて、飛行は東海岸から西海岸にまで及んでいる。

 赤嶺政賢氏(共産)が、名護市が2013年4月1日現在の状況をまとめたオスプレイの飛行経路図を示し「上空を縦横無尽に飛び回っている」などと指摘し、新基地建設後の騒音問題について政府の見解をただした。
 これに対して政府側は辺野古新基地の建設によって、防音工事の助成世帯はなくなるとの見解をあらためて示した。
 中谷元・防衛相は「(新基地での航空機飛行は)一般の住宅地の上を通ることはなく騒音被害は出ない。訓練場の移動は地域住民に影響、迷惑が掛からないように要請したい」などと述べた。
 質疑で赤嶺氏は、名護市が作成したオスプレイの飛行経路図を使用し、ヘリパッドの使用などで旋回飛行していることを指摘。「普天間のオスプレイが辺野古に移ったときに訓練などはどうなるのか」と政府見解をただした。
 赤嶺氏はキャンプ・シュワブ内の廃弾処理施設で、昨年2月10日午前3~5時までの間、周辺地域で100デシベルを超える騒音があったことについても政府側の認識をただした。
 中谷防衛相は「騒音、振動が生活に影響を与えていることは認識しているが、影響軽減措置をしている。今後とも地元の影響を軽減するために密接に対策に取り組む」などと述べた。


by asyagi-df-2014 | 2016-01-15 17:47 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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