沖縄から-20151123沖縄-見えるのは、凶暴なまでに法を無視して強行する姿とそれに対する決意

 2015年11月23日、沖縄タイムスの紙面から見る沖縄。


 辺野古新基地建設に反対する行動の中で、機動隊員による暴力的排除が続いている。このことについて、沖縄タイムスは、「名護市辺野古の新基地建設で23日午前、米軍キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前に座り込む市民ら約60人を機動隊員約100人が排除した。もみ合いの後、女性が右足の痛みを訴え救急搬送された。また、男性がもみ合いの最中に一時気を失ったが、約10分後に回復した。」、と報じた。また、「辺野古沖では、9時半の抗議活動に抗議船3隻、カヌー隊17挺が参加し、『違法な工事をやめろ』と声をあげた。コンクリートブロックを積んだ台船には、作業の様子は確認できなかった。」、と。

 那覇市で開催された大江健三郎さんの講演会で、大江さんは、「名護市辺野古への新基地建設について『核武装していく基地は、もはや沖縄の地方の問題ではなく、日本やアジア全体の問題。普天間から辺野古に移しても何も解決しない』と強調した。」、と伝えた。 また、坂本龍一さんの「 政府の辺野古新基地建設について『凶暴なまでに法を無視して強行している。理不尽なことだ』と述べ、あらためて基地建設に反対の姿勢を示した。日本の『平和』や『言論の自由』に関する現状についても『非常に危機的状況』と指摘。『できるだけ明確に反対意見を言わないと、全体主義体制になってしまう』と警鐘を鳴らした。」、と伝えた。


 今、見えてくるものは、凶暴なまでに法を無視して強行する姿と「できるだけ明確に反対意見を言わないと、全体主義体制になってしまう」とする意識の高まり。

 大江さんからの、「会場との質疑で、辺野古で反基地運動に関わる20代の『権力に弾圧されくじけそうになる』との意見に『ギリギリまで考えることで一歩進むことがある。もうちょっとやってみてください』と激励。」、とのやりとりは、大江さん自身の決意であろう。


 受け取るべきのものは、その決意。

 以下、沖縄タイムスの引用。






沖縄タイムス-辺野古、機動隊ともみ合い 女性が救急搬送-2015年11月23日 12:27


 【名護】名護市辺野古の新基地建設で23日午前、米軍キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前に座り込む市民ら約60人を機動隊員約100人が排除した。もみ合いの後、女性が右足の痛みを訴え救急搬送された。また、男性がもみ合いの最中に一時気を失ったが、約10分後に回復した。

 市民らが排除された後、重機を積んだトラックなど16台ほどが基地内に入った。

 辺野古沖では、9時半の抗議活動に抗議船3隻、カヌー隊17挺が参加し、「違法な工事をやめろ」と声をあげた。コンクリートブロックを積んだ台船には、作業の様子は確認できなかった。


沖縄タイムス-大江健三郎さんが那覇で講演「辺野古移設 何も解決しない」-2015年11月24日 06:26


 「沖縄ノート」などの著書で知られるノーベル賞作家の大江健三郎さん(80)が23日、那覇市の琉球新報ホールで講演し、名護市辺野古への新基地建設について「核武装していく基地は、もはや沖縄の地方の問題ではなく、日本やアジア全体の問題。普天間から辺野古に移しても何も解決しない」と強調した。

 憲法9条を「日本が誇る大切な文化」とし、国民の反発をよそに安保法制を整備した安倍晋三政権の強硬姿勢を批判。「一番強い否定の声を上げているのが県知事であり、それを支えるあなた方だ」と沖縄の取り組みをたたえた。

 大江さんは50年前の1965年に初めて来県し、沖縄戦で多くの女子学生らが「天皇陛下万歳」と言いながら集団死したことに「本土の人間は、そういう社会状況を沖縄の人たちに押し付けてきた」と回顧。政府は民意を無視して新基地建設を推進しているとし「この10年間で安倍(首相)ほど何も意見を聞かない人間はいない」と言い切った。

 会場との質疑で、辺野古で反基地運動に関わる20代の「権力に弾圧されくじけそうになる」との意見に「ギリギリまで考えることで一歩進むことがある。もうちょっとやってみてください」と激励。辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消し、政府との法廷闘争に入った翁長雄志知事には「沖縄の主張をまっすぐ通してほしい」と要望した。

 講演会は戦後70年を機に新報社が主催し岩波書店が共催。別室でのモニター視聴を含め740人が聴き入った。


沖縄タイムス-坂本龍一さん、辺野古は「理不尽」 沖縄タイムス単独インタビュー-2015年11月24日 06:24


 沖縄の女性ボーカルユニットとのコラボレーションシングル「弥勒世果報(みるくゆがふ)-undercooled」を発売した世界的に活躍する音楽家の坂本龍一さん(63)=米ニューヨーク在住=が23日までに、沖縄タイムスの単独インタビューに応じた。政府の辺野古新基地建設について「凶暴なまでに法を無視して強行している。理不尽なことだ」と述べ、あらためて基地建設に反対の姿勢を示した。日本の「平和」や「言論の自由」に関する現状についても「非常に危機的状況」と指摘。「できるだけ明確に反対意見を言わないと、全体主義体制になってしまう」と警鐘を鳴らした。(学芸部・与儀武秀)

 インタビューは、ニューヨークの坂本さんとインターネット電話サービス「スカイプ」で結んで行った。

 中咽頭がん治療のため、昨年7月から音楽活動を一時休止。今年8月に再開し、古謝美佐子さんらの女性ユニット「うないぐみ」と「弥勒世果報-undercooled」を10月に発売した。その際、「ぼくも、うないぐみの皆さんも、アメリカ軍基地の辺野古移設で沖縄の海と貴重な生態系が壊されることに反対です。この曲の売り上げはコストを除いた全額を辺野古基金に寄付します」とのコメントを出した。

 辺野古基金への寄付について坂本さんは「私が古謝さんに提案し、進めようということになった」と説明。「新たに軍事基地を建設して貴重な自然を壊す。何でそこまでして沖縄が犠牲を払わなければいけないのか。まったく不可解」と、政府の政治姿勢を疑問視した。

 辺野古で続く市民の抗議集会やデモなどについては、新基地建設反対の沖縄の民意を踏まえ「選挙結果もきちんと出ている、世論調査のアンケートでも結果もはっきりしているのにそれを政府が無視するなら、それ以外の他の方法を取らざるを得ないのは当然」と理解を示した。

 また、辺野古や安保法制の強行採決で「民意と国会や政府がねじれている。民意が反映されない状態で今の日本の民主主義に疑問を抱かざるを得ない」と指摘。「国民の間に空気として自主規制のようなムードが広がっている」「明確な意識を持たないうちに自主規制が広がっているのは大きな問題」として現状への危機感をあらわにした。


by asyagi-df-2014 | 2015-11-24 17:50 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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