労働問題-日本の労働環境の実態を見る。「ブラックバイト」の典型。

 日本の劣悪な労働環境、とくに、若年労働者の「ブッラクバイト」問題について、毎日新聞は2015年11月19日、「無給で7カ月間働かされ、赤字の穴埋めも求められたとして、仙台市のバーでアルバイトをしていた20代の男子大学生が18日、未払い賃金など計約210万円の支払いを男性経営者に求める労働審判を仙台地裁に申し立てた。代理人の太田伸二弁護士は『労働法の知識の乏しさにつけ込んだ【ブラックバイト】の典型』と指摘した。ブラックバイトに関する労働審判申し立ては異例という。」、と報じた。
 この申立の内容について、「申立書によると、学生は昨年4月から同市青葉区国分町のダイニングバーで、時給750円の契約で1日9時間、週3回勤務。スタッフは経営者と学生の2人だった。経営者から同9月、『賃金は歩合給にする』と通告され、8月分から賃金が支払われず、赤字の穴埋めも要求されるようになった。今年2月に退職したが、穴埋め名目の要求額は196万円に上り、うち10万円を支払ったという。学生側は『穴埋め分を【親戚にも支払ってもらう】などと言われ退職できず、長時間労働で学業にも支障が出た』と訴えている。」、と伝えている。


 安倍晋三政権の「成長戦略」が、「強い経済」を求め、「強い会社」に奉仕する諸政策をアベノミクスとして政策化する中では、格差は拡大されるばかりである。
 「一億総括役」とは、あくまで目標とされるのは、極一握りの階層への富の集中であり、「トリクルダウン効果」は、その他の階層には届かないでもかまわないことのごまかしに過ぎない。
 「失われた二〇年」は「失われた三〇年」に拡大され、貧困問題は、同様に拡大されてしまう。
 「ブラックバイト」問題の本質は、日本という国のあり方を見直すということではなかろうか。


 以下、毎日新聞の引用。







毎日新聞-労働審判:申し立て 大学生、バーで7カ月ただ働き 店側、赤字200万円穴埋め要求-2015年11月19日 


 無給で7カ月間働かされ、赤字の穴埋めも求められたとして、仙台市のバーでアルバイトをしていた20代の男子大学生が18日、未払い賃金など計約210万円の支払いを男性経営者に求める労働審判を仙台地裁に申し立てた。代理人の太田伸二弁護士は「労働法の知識の乏しさにつけ込んだ『ブラックバイト』の典型」と指摘した。ブラックバイトに関する労働審判申し立ては異例という。

 申立書によると、学生は昨年4月から同市青葉区国分町のダイニングバーで、時給750円の契約で1日9時間、週3回勤務。スタッフは経営者と学生の2人だった。

 経営者から同9月、「賃金は歩合給にする」と通告され、8月分から賃金が支払われず、赤字の穴埋めも要求されるようになった。今年2月に退職したが、穴埋め名目の要求額は196万円に上り、うち10万円を支払ったという。

 学生側は「穴埋め分を『親戚にも支払ってもらう』などと言われ退職できず、長時間労働で学業にも支障が出た」と訴えている。【伊藤直孝】


by asyagi-df-2014 | 2015-11-22 06:08 | 書くことから-労働 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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