沖縄から-ハブから高濃度のPCBについて、政府は「基地起因と言えず」。

 「沖縄県浦添市北西部で採集されたハブの体内に、有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)や、毒性が高く使用が禁止されている農薬のDDTが高濃度で蓄積されていることを名桜大学と愛媛大学の研究グループが3日までに突き止めた。」という沖縄タイムスの2015年9月4日付けの記事の続報として、2015年10月1日、「政府は29日、沖縄県浦添市北西部で捕獲されたハブから有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)や使用が禁止されている農薬のDDTが検出された問題で、米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の有害物質が発生源の可能性があるとの指摘に関し、『当該分析結果が同地区に起因するものとは一概に言えない』とする答弁書を閣議決定した。」、と報じた。
 このことに関して、沖縄タイムスは2015年10月1日、「米軍が1970年代、沖縄県浦添市の牧港補給地区(キャンプ・キンザー)で環境調査を繰り返し、農薬やポリ塩化ビフェニール(PCB)による高濃度汚染を把握していたことが30日、米軍文書で分かった。農薬のクロルデンは環境省指針の178倍に達した。約40年が経過した今も、汚染が残っている可能性がある。・・・ 環境総合研究所(東京)の池田こみち顧問は「農薬は極めて高い濃度。残留性は高く、汚染が残っている可能性がある。生物への蓄積も懸念される」と指摘した。キンザー周辺のハブやマングースにPCBとDDTが蓄積されているとの最近の研究とも符号する。」、と疑問を伝えた。

 「農薬は極めて高い濃度。残留性は高く、汚染が残っている可能性がある。生物への蓄積も懸念される」との指摘は、政府及び地方公共団体にとって、緊急性のある課題である。

 以下、沖縄タイムスの引用。







沖縄タイムス-ハブからPCB 政府「基地起因と言えず」-2015年10月1日


 【東京】政府は29日、沖縄県浦添市北西部で捕獲されたハブから有害物質のポリ塩化ビフェニール(PCB)や使用が禁止されている農薬のDDTが検出された問題で、米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の有害物質が発生源の可能性があるとの指摘に関し、「当該分析結果が同地区に起因するものとは一概に言えない」とする答弁書を閣議決定した。

 糸数慶子参院議員(無所属)の質問主意書に答えた。

 浦添市が政府に求めている基地内や周辺での調査および地域住民への説明などについても、同地区に起因するものとは一概に言えないことを理由に、「現時点において確たることを申しあげるのは困難」として明言は避けた。


沖縄タイムス-高濃度汚染、米軍70年代に把握 キンザー内に薬品保管場所 -2015年10月1日


 米軍が1970年代、沖縄県浦添市の牧港補給地区(キャンプ・キンザー)で環境調査を繰り返し、農薬やポリ塩化ビフェニール(PCB)による高濃度汚染を把握していたことが30日、米軍文書で分かった。農薬のクロルデンは環境省指針の178倍に達した。約40年が経過した今も、汚染が残っている可能性がある。

 文書は在日米軍が93年、過去の調査結果を基に作成。英国人ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏が情報公開請求で入手した。

 文書によると45年から73年まで、キンザー内南側の海沿いに薬品保管場所があった。戦争中のベトナムから運ばれた薬品などのドラム缶が、屋根もないまま野積みされていた。

 現在は西洲の埋め立て地に接し、米軍の診療所や野球場がある。返還が日米合意されている第5ゲート周辺の約2ヘクタールにも近い。

 周辺では74年末から魚が死ぬ事例が頻発し、汚染が発覚。75年の米軍調査でクロルデンは2673ppm、同じく農薬のDDTは指針の28倍に当たる1425ppmを検出した。76年の魚の調査では、カワハギからヒ素、ドロクイからPCBが出た。

 環境総合研究所(東京)の池田こみち顧問は「農薬は極めて高い濃度。残留性は高く、汚染が残っている可能性がある。生物への蓄積も懸念される」と指摘した。キンザー周辺のハブやマングースにPCBとDDTが蓄積されているとの最近の研究とも符号する。

 ミッチェル氏は「キンザー返還前に日本側が調査できるかどうかが、発効したばかりの環境補足協定の試金石になる」と指摘した。


by asyagi-df-2014 | 2015-10-02 16:54 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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