憲法・教育基本法市民連続講座2015 第2回講座に参加しました。

 2015年9月6日に開催された憲法・教育基本法改悪に反対する市民連絡会おおいた主催の連続講座第2回に参加しました。
 今回は、福岡市在住のいのうえしんぢさんによる「多彩の行動、自由にアピール~福岡サウンドデモ裁判~」と題した講演がありました。
 当然のごとく、講演会終了後の交流会に参加したのですが、いのうえさんによると、90分枠のこうした講演は初めてとのことでした。しかし、いのうえさんには、交流会参加者全員から、「今回の講演内容や方法で十分感動を与えることができるから頑張ってほしい」との声援を贈ったのでした。
 いのうえさんは、「自己紹介」、「戦争・平和に関する仕事・活動」、「戦争と人権」、「動画」、「福岡サウンドデモ裁判について」、「海外のアクティビスト紹介」、「まとめ」と緻密な準備と緊張感の中で、話をしてくれました。
 特に、「Do it Yourself」」を生活信条に掲げていると語り、講演のどこからも、「自分で作っていく」という熱い、柔軟な情熱が伝わってきました。
 さらに、国家賠償請求訴訟という困難な裁判を、2015年1月に第一審勝訴、2015年8月に第二審勝訴した、「福岡サウンドデモ裁判」について、九州の本人訴訟の歴史、それは故松下竜一さんに繋がるのですが、も含めて、警察の理不尽さ等について、第一審で裁判所が示した「期待権」について、詳細に話してくれました。
 「福岡サウンドデモ裁判」ブログでは、この裁判について、「光が見えたかもしれません。戦争という影が僕たちを覆いはじめようとする今、表現の自由をめぐって法廷で争いました。デモ妨害をした警察にケンカを売るという国家賠償請求訴訟(2015年(行コ)第4号 行政処分取消等請求控訴事件)で、控訴審も市民側が勝ったのです。」と、語っています。ブログを飾っている写真には、「権力と戦った I Fought The Law」「また 勝訴」「自由に光!」というメッセージが踊っています。

 朝日新聞(大分)は2015年9月6日、この集会と集会後のデモについて、「いのうえさんは、音楽やプラカードを活用した独特のパフォーマンスによるデモ行進の様子を披露した。女装をして『武装より女装』、安倍首相に似せたお面をかぶって『戦争大好き』の看板を掲げるなど、無関心な人にも振り返ってもらえるような工夫を紹介。戦時中に表現の自由が脅かされたことを引き合いに、『戦争は日常生活を脅かす。だからこそ日常で意思表示をすることが大事です。世界を変える可能性があると思って声を上げましょう』と訴えた。参加者は集会後、市内中心部をデモ行進した。」と、報じた。また、「『安保法制は自分たちの子どもや孫にも影響します。戦争は怖い。少しでも反対する気持ちを伝えたいです』と話した。」という若い参加者の声を伝えた。


今、手もとには、いのうえさんの「WORKS いのうえしんぢ1996~2015作品集」があります。
 この作品集には、いのうえさんがあふれています。
 きちっといのちきをしながら、市民運動でも「Do it Yourself」」を実践している彼は、これからの各種の運動を逞しく、楽しく引っ張って行ってくれるでしょう。

 以下、「福岡サウンドデモ裁判」ブログ及び朝日新聞の引用。











福岡サウンドデモ裁判のメモ(上記ブログより)


 東日本大震災によって原発事故が起きたのは、2011年3月11日。この国と電力会社が起こした人災事故に対して「原発はいらない」という市民からのメッセージを路上から訴えるために、5月8日に福岡市内で脱原発サウンドデモを企画しました。音楽を操るDJと音響機材を乗せたサウンドカー2が現場警察官から「荷台に乗るな!」と止められ、積んでいたスピーカーや機材の配置換えを命じられたために、デモの出発が大幅に遅れることになりました。
 しかも、荷台から降ろされたDJが機材を操りながら、車に並走して歩くという危険な状態を強いられたことや、もう一台のサウンドカーの幌を降ろせと命令されたことなど対して、訴訟を起こしたものです。
 この裁判で珍しいポイントは、この裁判は弁護士なしの本人訴訟というところです。
 一審は、僕ら原告側の勝訴になりました。そして、ついに控訴審でも勝ったのです!
 判決主文は「一審原告及び一審被告の控訴をいずれも棄却とする」。要するに一審での判決が高等裁判所でも、そのままだという判断です。判決理由は、被告(警察)は、デモを申請に来た市民に対して、必要なことを教える義務があるにもかかわらず、しなかった。
僕が描いたサウンドカーの荷台説明図を窓口警官が破り捨てたために、道路使用申請書に添付されなかった事が警察の大きな過失であることは間違いありません。そういった警察の職務怠慢により、主催者が思うデモが出来なかった…という内容です。


朝日新聞(大分)-安保法案に反対の声高まる 大分市でデモや講演会-2015年9月6日03時00分


 国会審議が大詰めを迎えつつある安保法制。大分市内では、5日も法案に反対する集会やデモ行進があった。「強行採決反対」「戦争反対」「子どもを守ろう」。異を唱える声は日に日に高まっている。

 コンパルホール(同市府内町1丁目)であった集会では、福岡で安保法制や原発再稼働に反対するデモに取り組んでいるイラストレーターのいのうえしんぢさん(45)が講演した。

 いのうえさんは、音楽やプラカードを活用した独特のパフォーマンスによるデモ行進の様子を披露した。女装をして「武装より女装」、安倍首相に似せたお面をかぶって「戦争大好き」の看板を掲げるなど、無関心な人にも振り返ってもらえるような工夫を紹介。戦時中に表現の自由が脅かされたことを引き合いに、「戦争は日常生活を脅かす。だからこそ日常で意思表示をすることが大事です。世界を変える可能性があると思って声を上げましょう」と訴えた。参加者は集会後、市内中心部をデモ行進した。

 ホルトホール大分(同市金池南1丁目)では、県弁護士会が主催し、東京を中心に活動する内田雅敏弁護士の講演会が開かれた。内田さんは「このままでは法の支配が破壊される。全国で多くの人が憲法を守るために戦っている。頑張りましょう」と呼びかけた。

 両方の集会に参加した大分市の糸永愛海さん(22)は「安保法制は自分たちの子どもや孫にも影響します。戦争は怖い。少しでも反対する気持ちを伝えたいです」と話した。(平塚学)




by asyagi-df-2014 | 2015-09-08 08:40 | 連帯を通して-市民運動の場で | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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