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生活保護の受給世帯過去最多。増えているのは高齢者世帯のみ。

 2015年6月の生活保護の受給世帯過去最多となったことについて、東京新聞は2015年9月2日、「厚生労働省は二日、全国で生活保護を受けているのは六月末時点で百六十二万五千九百四十一世帯となり、過去最多を更新したと発表した。これまで最多だった五月より三千四百十六世帯増えた。受給者数は前月比千六百八十六人増の二百十六万三千百二十八人だった。世帯別(一時的な保護停止を除く)では六十五歳以上の高齢者世帯の増加が続き、七十九万六千四百五十五世帯で全体の49・2%を占めた。働ける世帯を含む『その他の世帯』は二十七万三千八百二十三世帯で、全体に占める割合は16・9%だった。と、報じた。
 また、このことについて、「前年の六月と比べると、その他の世帯や母子世帯は減少しており、増えているのは高齢者世帯のみ。」と伝え、「厚労省は『高齢者の人口自体が増えており、若い人と比べ就労が難しいことから増加傾向が続いている』と分析している。」とも伝えた。

 2015年5月時のデータについて朝日新聞の記事も引用しているが、このことの原因は、「低年金の単身高齢者が増えていることが世帯数の増加につながっている」からであり、ここにも安倍晋三政権の成長戦略がもたらす弊害の一端が示されている。

 以下、東京新聞及び朝日新聞の引用。







東京新聞-生活保護世帯 また最多更新 6月、高齢者増加-2015年9月2日


 厚生労働省は二日、全国で生活保護を受けているのは六月末時点で百六十二万五千九百四十一世帯となり、過去最多を更新したと発表した。これまで最多だった五月より三千四百十六世帯増えた。受給者数は前月比千六百八十六人増の二百十六万三千百二十八人だった。

 世帯別(一時的な保護停止を除く)では六十五歳以上の高齢者世帯の増加が続き、七十九万六千四百五十五世帯で全体の49・2%を占めた。働ける世帯を含む「その他の世帯」は二十七万三千八百二十三世帯で、全体に占める割合は16・9%だった。

 前年の六月と比べると、その他の世帯や母子世帯は減少しており、増えているのは高齢者世帯のみ。厚労省は「高齢者の人口自体が増えており、若い人と比べ就労が難しいことから増加傾向が続いている」と分析している。


朝日新聞-5月の生活保護世帯、過去最多-2015年8月6日


 5月の生活保護の受給世帯は162万2525世帯で、前月より1601世帯増えた。増加は2カ月ぶりで、過去最多となった。受給者数でみると、前月より1972人減り、216万1442人だった。減少は2カ月連続。厚生労働省が5日、速報値を公表した。厚労省保護課の担当者は「低年金の単身高齢者が増えていることが世帯数の増加につながっていると考えられる」と分析している。


by asyagi-df-2014 | 2015-09-04 05:31 | 書くことから-貧困問題 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人