核兵器は、「弾薬」、法律上は、核兵器、化学兵器、毒ガス兵器も提供可能。

中谷元・防衛相の国会発言は、この安保関連法案の本質を述べたにすぎない。
 朝日新聞は、2016年8月6日、このことについ次のように報じた。

 「中谷元・防衛相は5日、安全保障関連法案を審議する参院特別委員会で、『核兵器は(他国軍に)提供できるのか』との質問に、『弾薬に分類される』と述べ、法律上は提供可能との認識を示した。戦争中の他国軍への後方支援を定めた『重要影響事態法案』と『国際平和支援法案』では、自衛隊は武器の提供はできないが、弾薬の提供はできるとしている。
 また、法案では後方支援の『輸送』任務に、何を運ぶかの制限がないことも問題となった。弾薬も武器も輸送できるため、『核兵器、化学兵器、毒ガス兵器は輸送可能か』と問われた中谷氏は、『法律上は排除していない』と答えた。
 後方支援の『補給』をめぐっても、中谷氏は、核兵器を搭載した戦闘機や原子力潜水艦への補給は『法律上除外する規定はない。現に戦闘行為が行われていない現場であれば給油はできる』と認めた。」

 このことを、朝日新聞の同日の「安倍首相が平和記念式典でのあいさつで、非核三原則に言及しなかったことについて、広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(70)は『非核三原則は国是。『忘れました』で済む問題ではなく、考えられない。意識的に触れなかったのであれば、許せない行為だ。いずれ日本も核兵器を持つのではないか、という危惧につながる出来事だ』と批判した。」の記事と並べてみると、安倍晋三政権の考え方が伝わってくる。

 このままでは、「総合的判断」とやらで法律が恣意的に運用されてしまう。
 やはり、この法案は廃案しかないではないか。

 以下、朝日新聞の引用。






朝日新聞-核兵器輸送「排除せず」 中谷防衛相、政策上は否定-2015年8月6日


 中谷元・防衛相は5日、安全保障関連法案を審議する参院特別委員会で、「核兵器は(他国軍に)提供できるのか」との質問に、「弾薬に分類される」と述べ、法律上は提供可能との認識を示した。戦争中の他国軍への後方支援を定めた「重要影響事態法案」と「国際平和支援法案」では、自衛隊は武器の提供はできないが、弾薬の提供はできるとしている。

 また、法案では後方支援の「輸送」任務に、何を運ぶかの制限がないことも問題となった。弾薬も武器も輸送できるため、「核兵器、化学兵器、毒ガス兵器は輸送可能か」と問われた中谷氏は、「法律上は排除していない」と答えた。

 後方支援の「補給」をめぐっても、中谷氏は、核兵器を搭載した戦闘機や原子力潜水艦への補給は「法律上除外する規定はない。現に戦闘行為が行われていない現場であれば給油はできる」と認めた。

 一方で、中谷氏は「我が国は核兵器を保有していないので提供はできない。あり得ない」と説明。「我が国には『非核三原則』もある。核に関しては、運ぶ選択肢も補給する選択肢もない」と述べ、政策上の判断として実施しないことを強調した。

 中谷氏はこれまでの審議でも、手榴弾、ミサイル、劣化ウラン弾、クラスター爆弾について、実際に提供することは想定していないものの、「弾薬」に含まれ、法律上は提供可能との考えを示してきた。

 こうした説明に、民主党の枝野幸男幹事長は5日の記者会見で「安倍内閣が『非核三原則がある』と言っても説得力を持たない。法案で何ができるかが問われている」と述べ、時の政権の政策判断では歯止めにならないと批判した。(三輪さち子)


朝日新聞-被爆者「非核三原則は国是」 首相、平和式典で触れず-2015年8月6日


 安倍首相が平和記念式典でのあいさつで、非核三原則に言及しなかったことについて、広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(70)は「非核三原則は国是。『忘れました』で済む問題ではなく、考えられない。意識的に触れなかったのであれば、許せない行為だ。いずれ日本も核兵器を持つのではないか、という危惧につながる出来事だ」と批判した。


by asyagi-df-2014 | 2015-08-06 17:16 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
画像一覧