「大きな誤解を与えて大変申し訳なく思う」と、発言を取り消して謝罪したことだけで、終わることが正しいことか。

 「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎陽輔首相補佐官の参考人招致に関して、朝日新聞は2015年8月3日、「安全保障関連法案を審議する参院の特別委員会は3日午後、『法的安定性は関係ない』と発言した礒崎陽輔首相補佐官を参考人として招致した。礒崎氏は『私の軽率な発言により審議に多大な迷惑をかけたことをおわび申し上げる』と陳謝。自らの進退については『法案の審議に迷惑を与えることなく、首相補佐官としての職務に精励していく』と辞任を否定した。」と、報じた。
「冒頭、礒崎氏は『もとより法的安定性が重要であることを認識している。あくまでも合憲性、法的安定性を当然の前提とした上での発言だが、大きな誤解を与えて大変申し訳なく思う』と語り、発言を取り消して謝罪した。」と、磯崎氏側の対応が伝えられた。

 しかし、国会で法案が「違憲」であるかかどうかについて論議している中での発言である。どのように考えても、このまま、「許してください」発言だけで済まされる事例ではない。
 礒崎陽輔首相補佐官の辞任と安倍晋三首相の「任命責任」が追及されなくてはならない。

 以下、朝日新聞の引用。








朝日新聞-礒崎氏「軽率な発言おわびする」 辞任は否定-2015年8月3日


 安全保障関連法案を審議する参院の特別委員会は3日午後、「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎陽輔首相補佐官を参考人として招致した。礒崎氏は「私の軽率な発言により審議に多大な迷惑をかけたことをおわび申し上げる」と陳謝。自らの進退については「法案の審議に迷惑を与えることなく、首相補佐官としての職務に精励していく」と辞任を否定した。

 冒頭、礒崎氏は「もとより法的安定性が重要であることを認識している。あくまでも合憲性、法的安定性を当然の前提とした上での発言だが、大きな誤解を与えて大変申し訳なく思う」と語り、発言を取り消して謝罪した。礒崎氏の釈明後、鴻池祥肇委員長(自民)や野党が質問した。

 礒崎氏は7月26日の大分市での講演で「考えないといけないのは、我が国を守るために必要な措置かどうかで、法的安定性は関係ない」と発言した。安保関連法案については憲法学者や野党などから違憲との指摘が出ており、法の解釈をむやみに変えないことで信頼性が維持される「法的安定性」が保たれているかどうかが問われている。

 礒崎氏の発言は時の政権の判断で憲法解釈を柔軟に変えられるとも受け止められるため、野党は一斉に批判し、礒崎氏の辞任や更迭を強く要求。進退論は与党内にも及んでいる。3日昼の政府与党連絡会議で公明党の井上義久幹事長は「追い打ちをかけるような発言は大変遺憾だ。そうしたことがないように対応していただきたい」と発言。安倍晋三首相は「補佐官の発言をめぐりご迷惑をおかけしている。法的安定性の確保は当然で、疑念を持たれることのないように努めてまいる」と謝罪した。

 民主党の枝野幸男幹事長は3日、国会内で記者団に「これは礒崎氏の問題ではなく、政権の姿勢の問題。任命責任というより内閣の責任だ」と追及を強める考えを示した。一方、菅義偉官房長官は3日午前の会見で「法的安定性を否定したものではないが、誤解をされるような発言は補佐官として厳に慎むべきだ」と述べ、さらに「首相の任命責任との指摘は当たらない」と擁護した。(小野甲太郎)


by asyagi-df-2014 | 2015-08-03 17:45 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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