安倍晋三政権、強行採決。

 朝日新聞は、2015年7月15日、次のように伝えた。

 「起立を求めます」
 午後0時20分すぎ、特別委員会が開かれた衆議院第1委員室。怒号が響くなか、駆け寄った野党議員らに取り囲まれた浜田靖一委員長が大声で法案採決をうながした。
 「強行採決反対!」。プラカードを手にした野党議員らの叫び声で、委員長の声はほとんど聞こえない。与党議員らが一斉に立ち上がり、法案は可決。中谷元・防衛相が与党議員に歩み寄り、握手をした。

 安保関連法案は強行採決された。

 朝日新聞は憤怒の声を語る。

「こんなのおかしい」
「日本がまた戦争に進んでいくかと思うと、悔しくて仕方がない」
「議論がまったくかみ合っていない。審議時間がどうとか言うけど、こんなことを110時間もやっていたのか」
「本当に悔しい。これからの衆院本会議、参院での闘いに向け、悔しさをエネルギーにして周りの人に反対を訴えかけよう」
「戦後70年の日本の行き着く先が今日かと思うと暗澹(あんたん)たる気持ちになる。デモが終わったらおとなしく帰るのではなく、騒然とした雰囲気を持続させて怒りを示したい」

 以下、朝日新聞の引用。








朝日新聞-国民の理解は、議論は…強行採決に国会内外で抗議の声-2015年7月15日15時40分

 国民の理解を伴わぬまま、歴史的な歯車は回った。安全保障関連法案は15日、ヤジと怒号と拍手が渦巻く衆院特別委員会で採決が強行された。国会の内外には多くの人々が駆けつけ、「議論は尽くされていないのに許せない」と抗議の声を上げた。

 「起立を求めます」

 午後0時20分すぎ、特別委員会が開かれた衆議院第1委員室。怒号が響くなか、駆け寄った野党議員らに取り囲まれた浜田靖一委員長が大声で法案採決をうながした。

 「強行採決反対!」。プラカードを手にした野党議員らの叫び声で、委員長の声はほとんど聞こえない。与党議員らが一斉に立ち上がり、法案は可決。中谷元・防衛相が与党議員に歩み寄り、握手をした。

 傍聴席から身を乗り出して見守っていた女性のひとりは、「こんなのおかしい」と訴えた。別の女性は腕でバツ印をつくって反対の意思を示したものの、衛視に止められた。

 栃木県から来たという73歳の男性は、採決の瞬間、涙をふいて語った。「日本がまた戦争に進んでいくかと思うと、悔しくて仕方がない」

 この日、審議が始まった午前9時には、詰めかけた市民や報道関係者で傍聴席はあふれた。「きょうで採決なんて許せないと、やって来ました」。東京都小平市のアルバイト、内山望さん(24)は、ツイッターの呼びかけに応じて、初めて国会傍聴に訪れた。

 安全保障法制をめぐる政府の説明について、「集団的自衛権が必要だときちんと説明するならまだ分かる。でも、『リスクはない』と国民をだますようなことばかり言っている」と疑問を抱いてきたという。インターネットなどで、国会審議の動画を見るようになり、6月には初めてデモにも参加した。

 委員会質疑では、民主党の長妻昭議員が「総理、きょう強行採決するんですか、するんですか」と迫ったが、安倍晋三首相は答えないまま。ヤジに対して、「冷静に議論をしましょう」と、笑みを浮かべてけむに巻いた。

 審議が進むにつれて委員室の後方の席には、強行採決にそなえて野党議員らが次々に集まった。「独裁だ」「わかんないよ」。ヤジが飛び交い、浜田委員長が注意した。

 都内から初めて傍聴に来たフリーライターの女性(32)はこの日の審議に、「議論がまったくかみ合っていない。審議時間がどうとか言うけど、こんなことを110時間もやっていたのか」とあきれたという。

 採決で特別委員会での議論はこの日が最後。「安保法案の採決は歴史的なこと。その当日の議論がこれか」と漏らした。

■国会周辺でも抗議の声

 国会周辺各所には、安保法案の採決に反対する市民らが続々と集まった。

 国会正門前の抗議集会では午後0時25分ごろ、司会者が「可決されたようです」と告げると、詰めかけた人たちから「認められない」と声があがった。

 マイクを握った高田健さん(70)は「本当に悔しい。これからの衆院本会議、参院での闘いに向け、悔しさをエネルギーにして周りの人に反対を訴えかけよう」と呼びかけた。

 衆議院議員会館前にいた「壊憲NO!96条改悪反対連絡会議」の事務局長、高橋俊次さん(65)は車から流れるラジオニュースで可決を知った。

 「14日も日比谷で2万人が集まり、これまで黙っていた人も声を上げ始めているのに政権は聞く耳を持たない。憤るというより、あきれている」と批判。「多くの学者に『違憲』と言われている法案。審議時間だけ100時間を超えても意味がない」

 市民団体「安倍政権にNO!東京・地域ネットワーク」の約30人は、14日夕方から国会そばで座り込みを始めた。ランタンの明かりのもと、「戦争はイヤ!」「私たちは殺さない! 殺されない!」と書かれた横断幕を掲げ、採決に踏み切ろうとする与党に抗議した。深夜には、ネットで座り込みを知った若者が飛び入り参加したという。

 一部の参加者はその場で夜を明かし、そのまま国会正門前の抗議活動に加わった。15日朝、メンバーの横山哲也さん(62)は「戦後70年の日本の行き着く先が今日かと思うと暗澹(あんたん)たる気持ちになる。デモが終わったらおとなしく帰るのではなく、騒然とした雰囲気を持続させて怒りを示したい」と話した。

 15日に仕事を控えた柏木美恵子さん(58)も14日深夜まで座り込んだ。「たとえ採決を阻止できなくても、抗議の気持ちを発信するのが大事」と語った。


by asyagi-df-2014 | 2015-07-15 17:25 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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