「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない。」と言う「文化人」。

「沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、百田氏は『沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ』と主張した。」と、共同通信は報じた。

 この時期に、百田尚樹という「文化人」にすがるしかない自民党とは、何なのか。
「 沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない。」と、言い切ってしまう「文化人」は、真の意味での表現者なのか。
 「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ。」とは、安倍晋三政権の今の粗野なロジックそのものだ。

 以下、共同通信記事及び沖縄タイムスの引用。







共同通信-百田尚樹氏「沖縄の2つの新聞はつぶさないと」発言-2015年6月25日


 安倍晋三首相に近い自民党の若手議員約40人が25日、憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」の初会合を党本部で開いた。

 安全保障関連法案に対する国民の理解が広がらない現状を踏まえ、報道機関を批判する意見が噴出した。講師として招いた作家の百田尚樹氏に助言を求める場面も目立った。

 出席者によると、百田氏は集団的自衛権の行使容認に賛成の立場を表明した上で、政府の対応について「国民に対するアピールが下手だ。気持ちにいかに訴えるかが大事だ」と指摘した。

 出席議員からは、安保法案を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」との声が上がった。

 沖縄県の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、百田氏は「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。

 懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した。

 出席者の一連の発言について、自民党中堅は「自分たちの言動が国民からどのような目で見られるか理解していない。安保法案の審議にマイナスだ」と指摘。公明党幹部は「気に入らない報道を圧力でつぶそうとするのは情けない。言葉を尽くして理解を求めるのが基本だ」と苦言を呈した。(共同)

沖縄タイムス-百田尚樹氏「沖縄の新聞はつぶせ」自民勉強会で暴言連発-2015年6月26日


 作家の百田尚樹氏は25日、市街地に囲まれ世界一危険とされる米軍普天間飛行場の成り立ちを「もともと田んぼの中にあり、周りは何もなかった。基地の周りに行けば商売になると、みんな何十年もかかって基地の周りに住みだした」と述べ、基地の近隣住民がカネ目当てで移り住んできたとの認識を示した。安倍晋三首相に近い自民党の若手国会議員ら約40人が、党本部で開いた憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」で発言した。
 実際には現在の普天間飛行場内に戦前、役場や小学校のほか、五つの集落が存在していた。沖縄戦で住民は土地を強制的に接収され、人口増加に伴い、基地の周辺に住まざるを得なくなった経緯がある。

 勉強会は冒頭以外、非公開。関係者によると、百田氏は「基地の地主さんは年収何千万円なんですよ、みんな」と発言。「ですからその基地の地主さんが、六本木ヒルズとかに住んでいる。大金持ちなんですよ」などと持論を展開したという。

 普天間飛行場の周辺住民約2千人が、米軍機の騒音で精神的苦痛を受けたと訴え、那覇地裁沖縄支部が約7億5400万円の支払いを命じた判決に触れ、「うるさいのは分かるが、そこを選んで住んだのは誰だと言いたい」と、自己責任だとの見解を示したという。
 「基地の地主は大金持ち。基地が出て行くとお金がなくなるから困る。沖縄は本当に被害者なのか」とも述べたという。

 議員から沖縄の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、百田氏は「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない。あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と主張した。

 出席議員からは、安保法案を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働きかけてほしい」との声が上がったほか、「沖縄は戦後、予算漬けだ。地元紙の牙城でゆがんだ世論をどう正すか」などの批判もあった。
 勉強会は自民党の木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信官房副長官や、萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した。


沖縄タイムス-菅官房長官、地元紙意見は「報道の自由」 百田尚樹氏暴言受け-2015年6月26日


 【東京】菅義偉官房長官は26日午前の閣議後会見で、作家の百田尚樹氏が25日に自民党本部であった勉強会で「沖縄の新聞2紙はつぶさないといけない」などと発言したことに対し、「民間人の発言に政府としてコメントするのは控える」と述べるにとどめた。
 その上で、沖縄の地元2紙のメディアとしての意見は必要かとの問いに、「報道するのは許された自由だと思う」との認識を示した。

 勉強会に加藤勝信官房副長官が参加したことには、「政治家個人の自由」として問題視しない考え。

 山口俊一沖縄担当相も閣議後会見で、百田氏の発言について「いろんなことを言うなと思うが、民間人なので取り立てて感想を述べるのは控えたい」とした。


by asyagi-df-2014 | 2015-06-26 16:59 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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