沖縄から-目取真俊さんの「海鳴りの島から」ブログ(2015年5月2日)から

 2015年5月2日の目取真峻さんのブログ「海鳴りの島から」は、「海上抗議行動への不当拘束」として、沖縄の闘いの現実を、次のように伝えています。

「近くまで来たとき、先にフロート付近にいたカヌーを海上保安庁のゴムボートが拘束し始めた。フロート内に入ろうとしたわけでもなく、前日までは海保も『抗議はこの範囲でやってください』と指示していた場所だ。
 日替わりメニューのように拘束開始の基準、境界が変わり、抗議行動すら否定するような海保に対し、勝丸が猛抗議した。勝丸に横付けして乗り込んだ海保のゴムボートのまわりにカヌーチームが集まり、騒然とした状況となった。さらに平和丸1号にも海保の保安官が乗り込み、船長や乗員に暴力的な弾圧を始めたので、カヌーメンバーが海保のゴムボートのまわりに集まって抗議した。
 カヌーのほとんどが抗議の中で不当拘束されてしまった。残ったカヌー数艇は、フロート付近でスパッド台船の上で海底ボーリング調査を行っている作業員に対し、思いの丈をぶつけて作業を止めるよう訴えた。そのあと拘束されたメンバーは松田ぬ浜に運ばれた。残っていたカヌーメンバーも自力で松田ぬ浜まで漕ぎ、合流した。」

 また、辺野古での闘いの意味について、次のように指摘します。

「前日までは抗議活動を認めていた場所で、海上保安庁のゴムボートがフロートから離れろ、と警告を出したので、理由の説明を求めた。しかし、マニュアル通りに警告を発することしかできず、理由の説明はなされなかった。
 こういう日替わりで場当たり的な規制に抗議しないと、規制がエスカレートして市民は抗議の声をあげることさえできなくなる。海保の狙いは沖合までカヌーや抗議船を追いやって、抗議の声が届かないようにすることにある。力尽くで抗議行動のいっさいを封じ込めようとする暴挙は許されない。」

 さらに、沖縄から見える日本の現実を次のように描写しています。

「この日は米軍は休みだったらしく、辺野古崎の岩場や平島、松田ぬ浜の近くでシュノーケリングをしている米兵たちの姿が見られた。沖縄県民が入ることができず、整然とした抗議行動さえ排除される海で、米軍は好き勝手に演習し、レジャーを楽しんでいる。
 ヤマトゥに住むヤマトゥンチューたちは、こういう属国の風景をじかに見ることはほとんどないだろう。自分たちがアメリカから見下されていることに気づかず、対等な関係を持っていると考えているなら、おめでたい話だ。」

 大事なことは、この沖縄での闘いに繋がること。


by asyagi-df-2014 | 2015-05-05 06:10 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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