沖縄から-埋め立て承認は決して“白紙委任”ではない。

 菅義偉官房長官は、辺野古新基地建設については、仲井真弘多前知事から「埋め立て承認をもらった」として「粛々」とその強硬姿勢を変えようとはしない。
 沖縄タイムスは2015年3月6日、このことに関して「ただ、埋め立て承認には『留意事項』という条件が付いている。作業を進める上で守らないといけない政府と県の約束事であり、埋め立て承認は決して“白紙委任”ではない。」と、指摘する。
 また、この留意事項についても、「保全策を詳細に県と協議するよう求めているのが留意事項だ。法的拘束力はないが、過去の県内の埋め立て事例で守られなかったことはない。」とも報じる。
 あわせて、「県は、承認可否で争点になった環境保全を担保させるため、留意事項を重視している。反故(ほご)にされたら『埋め立て承認取り消しの根拠になり得る』との見方も県庁内にある。政府の強硬姿勢が成就する保証はない。」とも。

 以下、沖縄タイムスの引用。






沖縄タイムス-国、留意事項を軽視 辺野古承認取り消し可能性も-2015年3月6日

 
 「粛々」(菅義偉官房長官)と海上作業を進める政府は、その強硬姿勢によって足をすくわれるかもしれない。仲井真弘多前知事から「埋め立て承認をもらった」(同)ことを錦の御旗にしているが、事はすんなり進むだろうか。(社会部・西江昭吾)

 名護市辺野古の新基地建設をめぐり、沖縄防衛局は5日、新たにコンクリートブロック2個を大浦湾に投入した。場所は、県が岩礁破砕を許可した区域の境界線付近。もし区域外なら、翁長雄志知事が2月16日に出した「区域外での新たなブロックの設置停止」の指示に抵触する。

 指示違反は許可取り消しに直結するかもしれない。それでも、ブロック投入に踏み切るのは、行政手続きに瑕疵(かし)はないという政府側の自信の表れなのだろう。県側との軋轢(あつれき)が先鋭化している今、「作業を中断する気は全くない」という菅官房長官の言葉を体現しているとも言える。

 ただ、埋め立て承認には「留意事項」という条件が付いている。作業を進める上で守らないといけない政府と県の約束事であり、埋め立て承認は決して“白紙委任”ではない。
 留意事項の位置付けを問われ、菅官房長官は5日の記者会見で「環境法令に基づき既に判断は示された」とし、作業上の障壁にはならないとの考えをにじませた。留意事項を軽視しているようにすら映る。

 菅官房長官は「環境保全に万全を期しながら、最適な方法で作業を進める」と言ったが、その保全策を詳細に県と協議するよう求めているのが留意事項だ。法的拘束力はないが、過去の県内の埋め立て事例で守られなかったことはない。

 ブロック設置をめぐる翁長知事の指示違反をも、いとわない政府の態度をみると、留意事項を順守するかどうかも疑わざるを得ない。

 県は、承認可否で争点になった環境保全を担保させるため、留意事項を重視している。反故(ほご)にされたら「埋め立て承認取り消しの根拠になり得る」との見方も県庁内にある。政府の強硬姿勢が成就する保証はない。 


by asyagi-df-2014 | 2015-03-06 15:32 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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