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集団的自衛権-「積極的平和主義を推進」 集団的自衛権で首相答弁

 東京新聞は、2015年2月2日、「安倍晋三首相は二日午前の参院予算委員会で『国民の命、安全を守ることは政府の責任であり、最高責任者は私』と述べた。首相が積極的平和主義と称して、集団的自衛権の行使を含む外交・安保政策を進めることで、日本がテロの標的になると問われたが『テロのない社会をつくるため、積極的平和主義を進める』と強調した。自衛隊による在外邦人救出を可能とする法整備にも意欲を示した。」との安部晋三首相の発言を報じた。
 また、「集団的自衛権の行使に関し『どこなら当てはまらない、近くなら当てはまる、ということではない』として、地理的な制約はないとの認識を示した。」とも伝えた。

 一国の首相の情緒的あるいは扇情的な言動が、国のあるべき姿を変えてしまう恐れを感じる。
 まずは、「積極的平和主義」という言葉の非論理性を突き詰めよう。

 以下、東京新聞の引用。






東京新聞-「積極的平和主義を推進」 集団的自衛権で首相答弁- 2015年2月2日

 イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」とみられるグループによる日本人人質事件について、安倍晋三首相は二日午前の参院予算委員会で「国民の命、安全を守ることは政府の責任であり、最高責任者は私」と述べた。首相が積極的平和主義と称して、集団的自衛権の行使を含む外交・安保政策を進めることで、日本がテロの標的になると問われたが「テロのない社会をつくるため、積極的平和主義を進める」と強調した。自衛隊による在外邦人救出を可能とする法整備にも意欲を示した。 

 首相は「イスラム国」について「イスラムの人にとっても脅威だ。日本は中東に多くの資源を頼っており、この地域の過激主義を抑えることこそ、日本に求められる責任ではないか」と述べた。

 二〇一二年十二月の第二次内閣発足後、五十四カ国・地域への訪問や、各国首脳との二百回近い会談を通じて、「集団的自衛権を含む積極的平和主義は理解、支持をいただいている」と指摘した。

 首相は集団的自衛権の行使に関し「どこなら当てはまらない、近くなら当てはまる、ということではない」として、地理的な制約はないとの認識を示した。

 人質二人を殺害したとする映像が公開されたことを受け、国内のテロ対策や海外の邦人保護に万全を期す考えを強調した。今後、海外で日本人が事件などに巻き込まれた場合に備え、相手国から同意を得ることを条件に、自衛隊による在外邦人救出を可能とする法整備にあらためて意欲を示した。

 中東地域への人道支援については「テロの脅かしに屈すれば、さらなるテロを招きかねない。テロと戦う国際社会で、日本としての責任を毅然(きぜん)と果たしていく」と、一層拡充する意向を示した。一方、「イスラム国」と戦う有志国連合への協力に関しては「空爆に参加することはあり得ないし、後方支援することもない」と否定した。

 首相は事件発覚に前後して、ヨルダンなど関係各国の首脳に協力を求めたと説明。「人命第一の立場に立ち、これまで培ってきたあらゆるチャンネルを最大限活用して、早期解放に全力を尽くしてきた」と述べた。


by asyagi-df-2014 | 2015-02-02 17:39 | 書くことから-憲法 | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人