ヘイトクライム-ヘイトスピーチがまかり通る社会になったのか。
2014年 12月 17日
こんな事実を、知らずに来たことが不覚である。
憲法とメディアフォーラムは次のように伝える。
「『在日韓国人の排除を法制化できませんかね?』『シナ朝鮮人は傲慢な性格で日本に溶け込まず犯罪ばかりするか反日活動ばかりするから嫌われる、差別を持ち込んだのはシナ朝鮮人』――。安倍晋三首相のフェイスブック(FB)への書き込みである。
日本という国の『顔』である首相のフェイスブックにヘイトスピーチがたくさん書き込まれて、削除されずに残っているというのは、なんとも不思議だ。」
「ヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)は人種差別」
あらためて、このことの確認を。
以下、憲法とメディアフォーラムからの引用。
ヘイトスピーチと日本の不思議
(2014-12-12更新)
京都市の朝鮮学校に対する「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の会員らによるヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)は人種差別――。最高裁が9日付の決定で、在特会側の上告を退け、在特会側に計約1226万円の賠償と街宣活動の差し止めを命じた大阪高裁判決が確定した。当然のことだろう。
それにしてもいつの間に、ヘイトスピーチがまかり通る社会になったのか。ネットには外国人への攻撃的な言葉があふれ、憎中嫌韓本がベストセラーになり、週刊誌には「反日」「売国奴」の大見出しが躍る。閣僚が元在特会幹部と写真撮影していたことが発覚し、海外メディアの注目を集めたが、国内で批判は高まらない。
「在日韓国人の排除を法制化できませんかね?」「シナ朝鮮人は傲慢な性格で日本に溶け込まず犯罪ばかりするか反日活動ばかりするから嫌われる、差別を持ち込んだのはシナ朝鮮人」――。安倍晋三首相のフェイスブック(FB)への書き込みである。
日本という国の「顔」である首相のフェイスブックにヘイトスピーチがたくさん書き込まれて、削除されずに残っているというのは、なんとも不思議だ。
安倍首相が衆院解散を宣言した後、小学4年生を名乗る男児が「どうして解散するんですか?」と疑問をネットで投げかけたら、慶応大2年生のなりすましだったことが判明。安倍首相はフェイスブックで「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だと思います」などと批判した(のちに削除し、改めて「意見の内容や意見を述べる人の立場に嘘や偽りがあってはなりません」などと書き込んだ)。
大学生の行為にぴりぴりと目くじらを立てる一方、ヘイトスピーチは放置したまま。やはり、不思議でたまらない。
不思議といえば、マスコミ報道によると、14日投開票の衆院選で、安倍首相率いる自民党が300議席を超す勢いらしい。この社会どこへ向かうのだろ