沖縄から-海保の暴力表面化 押さえ付け脅し、けが人も

辺野古新基地建設に反対する住民の海上抗議行動に対する海上保安庁が、警備活動中に暴力で制圧行為に出てきていることが明らかになった。
 このことについて、琉球新報は、継続して報じている。
2014年9月11日には、次のように報じている。

「9日には、抗議活動をする市民の首を押さえ付けながら怒鳴りつけたり、市民の腕を背中側にねじ上げたりする様子が確認された。一方、辺野古の海上警備が本格化して以降、報道機関の取材に応じない姿勢が目立つようになった。」
「海上保安庁は立ち入り制限区域を示す浮具(フロート)内へ入って抗議する住民の抗議活動を『犯罪』(海保幹部)と認識。第11管区海上保安本部は4日、県議会の要請に対し、フロートの内側に市民らが入った場合、『刑事特別法など法令励行の観点から対応する』との考えを示しており、市民排除の動きを緩める気配はない。さらに『個別の事案に関しては回答しない』と明言を避けている。」
「10日までに複数の住民が海上保安官によってけがを負わされたとして、医師の診断を受けたが、本庁の担当者はけが人の有無について一貫して『把握していない』と回答している。けが人の1人は那覇地検名護支部に告訴状を提出。地検は9日、告訴状を受理し捜査を始めた。」

 以下、琉球新報の引用。








琉球新報-海保の暴力表面化 押さえ付け脅し、けが人も-2014年9月11日

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の辺野古沖移設に反対する住民の海上抗議活動が活発化する中、海上保安庁(佐藤雄二長官)が警備活動中に暴力を振るっていることが明らかになった。9日には、抗議活動をする市民の首を押さえ付けながら怒鳴りつけたり、市民の腕を背中側にねじ上げたりする様子が確認された。一方、辺野古の海上警備が本格化して以降、報道機関の取材に応じない姿勢が目立つようになった。
 海上保安庁は立ち入り制限区域を示す浮具(フロート)内へ入って抗議する住民の抗議活動を「犯罪」(海保幹部)と認識。第11管区海上保安本部は4日、県議会の要請に対し、フロートの内側に市民らが入った場合、「刑事特別法など法令励行の観点から対応する」との考えを示しており、市民排除の動きを緩める気配はない。さらに「個別の事案に関しては回答しない」と明言を避けている。
 10日までに複数の住民が海上保安官によってけがを負わされたとして、医師の診断を受けたが、本庁の担当者はけが人の有無について一貫して「把握していない」と回答している。けが人の1人は那覇地検名護支部に告訴状を提出。地検は9日、告訴状を受理し捜査を始めた。


琉球新報-[海保暴力]無抵抗の市民に力ずく 水中沈め、恫喝も-2014年9月11日

 辺野古の海が荒れている。名護市辺野古への新基地建設をめぐり、海上で警備活動に当たる海上保安庁の暴力行為や暴言が横行している。抗議行動する市民らの首をつかむなどして、これまでに少なくとも3人がけがを負った。ネット上や辺野古で抗議行動を続ける市民からは「国家権力の暴走」「海上保安庁による犯罪」などと批判が相次いでいる。市民の怒りは頂点に達している。

 【辺野古問題取材班】「綱をまたぐなって、何回言えばわかるんだ!」「いい加減にしろ!」。9日、海上保安官が辺野古沖で抗議する男性の頭と首を押さえ、目と鼻の先で怒鳴りつける様子を撮影した動画がインターネットに投稿された。動画には「やめてください」と哀願する女性の声が聞こえるなど、海保の暴力行為が生々しく記録されている。
 男性はカヌーで海上抗議行動を行った園山大地さん=宜野湾市。海上保安官に取り押さえられた際、顎に捻挫のけがを負った。園山さんは10日、座り込みの現場を訪れ、告訴を検討していることを明らかにし、けがを負った状況について語った。
 9日の昼前にカヌーによる海上行動に出た園山さんは、スパット台船近くの浮具(フロート)の手前で海上保安庁の船にカヌーを止められた。カヌーを諦め、大潮で膝までの深さになっていた海に入り、フロートを越えたところで、海上保安官に取り押さえられた。
 海保は2人掛かりで園山さんを押さえると、1人は首に腕を絡め、もう1人が足を抱え、その場で水中に数回沈めた。命の危険を感じたため「抵抗はしない」と伝えたが、止めてくれなかったという。
 その後、海保のボートに引き上げられると、保安官に首元を強く押さえ付けられ「お前何度目だ」と厳しい言葉を掛けられた。「次、来たらまた排除するからな」「ふざけるな」と大声での恫喝(どうかつ)もあったという。
 解放され、浜に戻ると仲間から顎が腫れていると言われて受診。顎(がく)関節捻挫で全治2週間と診断された。動画は、直前に同じボートに拘束されていた仲間がとっさに撮影してくれていた。園山さんは「もし画像がなかったら、暴力行為を示すことができなかった。現場での常軌を逸した警備をぜひ知ってもらいたいし、多くの県民に辺野古に目を向けてもらいたい」と話した。
 動画が投稿されたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上では「これは拷問だ」などと非難する声が相次いだ。


琉球新報-[海保暴力]威圧的行為が横行 「組織として問題」-2014年9月11日

 「取りあえず座れ!」。8日正午ごろ、辺野古漁港側の台船を囲む浮具(フロート)を越え、抗議しようとした30代男性は複数の海上保安官に取り押さえられ、海保のゴムボートに乗せられた。「黙っとけ」「何で勝手に入ったんだ」と怒鳴るような強い口調で質問を浴びせてきたという。海保は市民の一時拘束を「安全確保のための任意同行」とするが、男性は「問答無用でたたき込まれた感じだ。とても威圧的だった」と憤る。
 海上では連日「暴力はやめてください」「高圧的な態度をやめろ」などと、市民の訴えが続く。抗議船に乗るカメラマンは保安官が抗議する女性の腕を無理やり背中の方へねじ上げたり、首を押さえ付けたりする様子を撮影している。海保もカメラを回し、一連の警備活動を撮影しているが、海上保安庁の佐藤雄二長官は「安全確保のため現場はよくやっている」と評価した。第11管区海上保安本部も一連の警備活動について「過剰警備には当たらない」との認識を示す。
 カヌーで連日抗議する、ある市民は「海保の対応も(初期と比べて)だいぶ変わってきた。対応がまともになった保安官がいる」とする一方、「告訴状が受理されたにもかかわらず、相変わらず同じように暴力的に海上警備に当たる保安官もいる。これは組織として問題ではないか」と指摘した。
 海保にけがを負わされた別の男性は「中には報道機関が見ていない所で、威圧的になる保安官もいる。県民の目の届かない所ではやりたい放題だ」と憤った。


by asyagi-df-2014 | 2014-09-14 18:00 | 沖縄から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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