ヘイトクライム-「アイヌ民族もういない」発言20140825

 札幌市議で自民党・市民会議所属の金子快之(やすゆき)氏が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んだ問題について、政府は、「極めて遺憾」との見解を示した。
 金子氏が批判しているアイヌ民族対象の住宅資金の貸し付けなどの支援についての指摘については、北海道新聞の「『明治政府の同化政策により生活の場が奪われ困窮を余儀なくされたことが原点。現在でも必要な制度だ』と指摘。札幌市の住宅資金貸付制度の返済率が74・8%と低いことには、『制度の運用上の問題であって、それだけで要不要を論じるものではない』」の記事にあるように、論としてすでに破綻している。

 以下、北海道新聞及び朝日新聞の引用。






北海道新聞-「事実誤認」「歴史学んで」 アイヌ民族「いない」ツイート 白老でも批判と困惑-2014年8月24日)

 【白老】札幌市議で自民党・市民会議所属の金子快之(やすゆき)氏が短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んだ問題を受け、アイヌ文化復興の拠点「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)開設を控える白老町の関係者に批判や困惑が広がっている。

 金子市議の「いまはもういない」とした発言について、町内在住で苫小牧駒沢大の岡田路明教授(アイヌ文化)は「現実にアイヌ民族として生きている方がいて事実誤認だ。100パーセント純血のアイヌ民族がいないといって存在を否定するなら、和人だっていないことになる」と批判した。

 白老アイヌ協会の長谷川邦彦会長も「私たちは長年差別をなくす活動をしてきて、ようやく共生に向けて動きだした。これまでの努力を無にするような発言。もっと歴史を学んでほしい」と不快感をにじませた。

 アイヌ民族をめぐっては2008年6月、国会が「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を全会一致で可決。今年6月には政府が2020年に開設する象徴空間の管理運営などに関する基本方針を閣議決定したばかりだ。

 戸田安彦町長は「これからという時に、政権与党に所属する議員の発言としては残念だ」と述べ、アイヌ民族博物館の野本正博館長は「私たち(アイヌ民族)はここにいる。この発言で、アイヌ文化や歴史の正しい認識が伝わっていないことがあらためて分かり、象徴空間の意義やその役割が大きいことを思い知った」と語気を強めた。

 金子氏が批判しているアイヌ民族対象の住宅資金の貸し付けなどの支援について、岡田教授は「明治政府の同化政策により生活の場が奪われ困窮を余儀なくされたことが原点。現在でも必要な制度だ」と指摘。札幌市の住宅資金貸付制度の返済率が74・8%と低いことには、「制度の運用上の問題であって、それだけで要不要を論じるものではない」と強調した。(能正明)

朝日新聞-「アイヌ民族もういない」発言、官房長官「極めて遺憾」-2014年8月25日



 菅義偉官房長官は25日の記者会見で、金子快之(やすゆき)・札幌市議がツイッターに「アイヌ民族なんて、いまはもういない」「利権

を行使しまくっている」などと書き込んだ問題について、「アイヌ政策推進に積極的に取り組む政府の姿勢を理解せず、極めて残念だ」

と批判した。

 菅氏は「生活向上の事業は、低所得者であることなど(受給には)一定の基準が設けられている。アイヌだから誰でも受けられるとい

うものじゃない。今回のツイッターはそういうことを全く無視した極めて遺憾なものだ」と述べた。金子氏は2011年にみんなの党公認で

札幌市議に初当選。現在は自民党会派に所属している


by asyagi-df-2014 | 2014-08-27 05:25 | 書くことから-ヘイトクライム | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


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