松代大本営看板問題

 長野市松代町の松代大本営地下壕(ごう)入り口に市が設置した看板で、朝鮮人労働者が工事に携わることになった経緯を伝える文章のうち、「強制的に」の部分に市がテープを貼って見えないようにした問題を知った。
 集団的自衛権を閣議決定してしまう日本という国の状況は、こうした地方の状況が支えていることを、それぞれの地域で認識する必要がある。
 松代大本営でのこれまでの取り組みに、大きな示唆を貰ってきた者として、連帯の取り組みが必要である。
 以下、信濃毎日新聞の引用。







信濃毎日新聞-長野市「思慮欠いた」陳謝 松代大本営看板問題 -08月12日(火)


 長野市松代町の松代大本営地下壕(ごう)入り口に市が設置した看板で、朝鮮人労働者が工事に携わることになった経緯を伝える

文章のうち、「強制的に」の部分に市がテープを貼って見えないようにした問題をめぐり、同市の樋口博副市長は11日、「今回の対応

は思慮を欠いていた。混乱を招いたことはおわびしたい」と陳謝した。説明文の内容を見直すため、市民を含めた新たな組織の立ち

上げも検討する考えを示した。


 松代大本営地下壕の工事で亡くなった朝鮮人労働者の追悼活動などをしている「松代大本営追悼碑を守る会」の塩入隆会長(80)=長野市=ら6人が、説明文を元に戻すよう要請するため市役所を訪れた際に説明した。

 塩入会長らは「『強制的に』という文言を隠したのは、歴史的事実を隠してしまう行為で認めることはできない」などとする要請書を樋口副市長に手渡した。塩入会長は「さまざまな証言などを踏まえれば、強制的に連れて来られたことを無視するのは正しい判断ではない」と訴えた。

 これに対し樋口副市長は、「いろいろな文献を調べる中で、全ての人が強制的に動員されたわけではないと聞いている。この機会に、より正確な表現に改めたい」とした。会員からは、その際には市民も交えた検討組織を立ち上げ、在日朝鮮人、韓国人からも意見を聴くよう求める声があり、市側は「指摘も踏まえて検討する」とした。

 会員からは、強制的な動員の有無について市の考えをただす声も上がり、樋口副市長は「長野市誌にも『強制』という記述がある。それが市の見解だ」と答えた。長野市誌第六巻には、松代大本営地下壕について「地下壕掘削(くっさく)工事の主要な労働力は、日本国内にいた朝鮮人労働者と植民地だった朝鮮半島から強制連行されてきた朝鮮人によるもの」などの記述がある。

 市はこの日、看板について、「強制的に」の部分を隠すテープは当面貼ったまま、「説明内容については精査中」などとする記述を書き添えることも決めた。また、「強制的に」との記述を削除した新しいパンフレットの配布も中止するとしている。



by asyagi-df-2014 | 2014-08-14 05:30 | 書くことから-いろいろ | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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