水俣から-「水俣病被害者互助会訴訟」の判決等

 水俣病は、終わっていない。
 例えば、「水俣病未認定に賠償 国・県にも責任 熊本地裁判決」や「水俣病患者認定、4人の申請棄却 国、新指針で初判断」と報道される現実が続いている。
 水俣病についても、追い続ける。
 以下、朝日新聞記事引用。

(1)水俣病未認定に賠償 国・県にも責任 熊本地裁判決(2014年4月1日))

 不知火海沿岸で水銀汚染が深刻な時期に生まれ育った水俣病の未認定患者8人が国と熊本県、原因企業チッソを相手取り、損害賠償を求めた「水俣病被害者互助会訴訟」の判決が31日、熊本地裁(片山昭人裁判長)であった。片山裁判長は原告3人についてそれぞれ1億500万~220万円の賠償を命じ、国・県が被害を防ぐための行政権限を行使しなかった責任も認めた。原告側は請求通り認められた1人を除き控訴する方針。

 原告は熊本、鹿児島両県に住む54~61歳の男女8人。手足の感覚障害などの症状がある7人は、認定患者がチッソとの協定に基づいて受け取る慰謝料の最低額と同じ1600万円、全身の機能障害がある1人は1億円と、弁護士費用も求めた。判決は、感覚障害などがある7人について、高濃度のメチル水銀暴露があるかどうかを重視。両親や祖父母に水俣病認定患者がいる男女2人は、「胎児期及び乳幼児期に高濃度の暴露を受けた」と認め、症状はメチル水銀が原因と認定。それぞれに440万円、220万円の賠償を命じた。

 ほかの5人については、家族に認定患者がいないことなどから、「高濃度の暴露を受けていない」とし、感覚障害は別の病気が原因の可能性もあるとして請求を退けた。

 全身に機能障害がある男性は家族に認定患者はおらず、臍帯の記録もないが、出生地の認定患者数や頭髪水銀値調査から「胎児期からの相当程度の暴露」を認定。請求通り1億500万円の賠償を認めた。

(2)水俣病患者認定、4人の申請棄却 国、新指針で初判断(2014年7月10日)

 環境省は9日、公害健康被害補償法(公健法)に基づく水俣病の患者認定で、熊本、鹿児島両県の男女4人の申請を棄却した、と発表した。環境省が3月に新指針を出して以来、初めての判断。
 国の臨時水俣病認定審査会(臨水審、会長・納光弘・元鹿児島大病院長)が5日開かれ、棄却相当とする答申を7日にしていた。
 環境省によると、4人は従来の認定基準の要件である複数の症状の組み合わせがなかった。水俣病の多発地域に住んでいなかったり、別の病気が原因と疑われたりして、いずれも「法に定める水俣病に罹患(りかん)しているとは認められない」と判断された。


by asyagi-df-2014 | 2014-07-12 05:31 | 水俣から | Comments(0)

壊される前に考えること。そして、新しい地平へ。「交流地帯」からの再出発。


by あしゃぎの人
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